【バート耳寄り情報】クリッパーカードで9月はバート全線半額

公開日 : 2022年09月04日
最終更新 :
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50歳の誕生日は、"ゴールデンアニバーサリー"でアメリカ人には特別な誕生日です。今から50年前の1972年9月11日は、ベイエリア高速鉄道Bay Area Rapid Transit"BART"が正式に開通した日。つまりお誕生日なんです。普段何気なく利用しているバートですが、歴史を辿るとなかなか興味深く、アメリカの近代高速鉄道の草分け的な存在だったと知ることができます。

今回はお誕生月の9月、クリッパーカード利用者は全線料金半額のお知らせです!

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コロナ以降地域の足バートは徐々に利用者回復

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1964年6月にジョンソン大統領を招いて着工式が行われ、1971年にサンフランシスコ湾に海底トンネルが貫通。この時の掘削工事では埋立地のエンバカデロ駅周辺には古い船やお宝(?)が出てきたそうです。リンカーンセンターアネックスにお茶碗とか少し展示しているので機会があれば見学してみてください。

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オフィシャルオープンしたバートは、デイリーシティーからコンコード・リッチモンド・フリーモントの間の運行でした。なんと開通直後に時の大統領ニクソン大統領やってきて、試乗した様子も写真で紹介されていました。ベイエリアに住んでいる方は、一度は利用しているコミューターです。ちなみに私にとって一番ありがたかったのが2003年サンフランシスコ空港から直結して、サンフランシスコ市内〜イーストベイに行けるようになった事でしょうか。2014年にはオークランド空港線も開通しました。

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パンデミック中も通勤に利用していて、しばらくは貸切車両状態だった頃もありました。しかし最近は少し混んできて、日常の生活が戻ってきているのを感じます。利用者数のグラフを見ると、昨年8月の平日利用者が、9万2千人だったのが、先々月は13万人以上に増えています。パンデミック前が平均40万人以上だったのでまだ半分くらいですが、新学期で通学に利用する人が出てくるでしょうから、さらに混んでくるのかなと思います。

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今週末は、イーストベイオークランドのレイクメリット駅で無料イベントが開催され、フートトラックやゲーム、太鼓の演奏も行われます。ここのところの猛暑から涼しくなりそうですし、少し秋を感じるオークランドへ出かけてみてはどうでしょう。半額ですし、どんどん利用しましょう。

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Happy 50th Anniversary!

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筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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