そろそろハロウィンの準備か秋野菜の勢力が増すサンフランシスコ9月のファーマーズマーケット

公開日 : 2022年10月01日
最終更新 :
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▲ファーマーズマーケット今年初登場、ハロウィンのカボチャ!

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緯度が仙台とほぼ同じサンフランシスコ。しかし9月は、偏西風の関係で一年で最も暑いのです。今月初めは記録的な暑さになったかと思えば、雨が降ったり、体調管理が難しい月となりました。そんな9月のファーマーズマーケットの野菜の移り変わりみてみましょう。

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なんて言う食材でしょうか?

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こちらは、何かご存じですか?

実は、サボテンの実です。カクタスフルーツ(Cactus fruits)、カクタスペア(Cactus pear)、プリクリィペア(Prickly pear)、ツナペア(Tuna pear)と言ったりします。食用のうちわサボテン(Nopal cactus)の端っこにポコっと付いていています。とても細いトゲがいっぱいあるので直接手で触らないでトングで取って!(1個2ドル)簡単な食べ方は、半分に切ってスプーンですくって食べるんです。手袋をしてカットして! 中に小さいタネがあります。お味はスイカみたいでした...もうちょっと甘いと思ったんですが...(苦笑)

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スプラウトのブース『Brooks & Daughters』は、様々な発芽野菜が売られています。ラディッシュ・ケール・ブロッコリー・豆苗・オニオン・二十日大根はほんのり赤くて可愛いです。量り売りですが、1パウンド(1lb≒453g)とかいうとびっくりするくらいの量になるので、手でこれくらいとか表して買います。お家用なら三本指で摘んで2〜3回分くらいがちょうどいい量かもしれません。

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夏場一旦姿を消した、イタリア野菜のラディッチオ(Radicchio)が、再び店頭に並びました。薄緑と淡いピンク色が可愛い、やや肉厚の葉っぱなので、サラダで食べるとかなりボリューミーでメインコースにもなっちゃいそう。肉厚感を利用して、縦に切って塩ふってグリル!焼き目がついたら仕上げにオリーブオイルを振りかけてできあがり。甘味も増して、量も減って、いっぱい食べれます。イタリアのお母さんが教えてくれた食べ方です。

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9月の後半、GGファームでは、"新生姜"が売られ始めました。みんな買っているんじゃないかと思うほど買い物カゴから生姜の葉っぱが見えていました。$12/lbとややお高めですが、一本あたり$3〜5。葉っぱはお茶にしてフレッシュな香りを楽しんでみてください。箱の下にちょっと見えているのは、スーパーフード・モリンガ(Moringa)で、このファームで最も売れているらしいです。ヘルシー志向の人が多いベイエリアですが、フレッシュなモリンガはなかなか手に入りにくいので、生姜同様午後には売り切れていました。

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知っているようで知らないアジアの葉野菜。

生のモリンガも珍しいのですが、他にも、タイバジル・マスタードグリーン・ユーチョイ・シャンハイボクチョイ・ヤムリーフ・ウォータースピニッチ...etc。以前は野菜に名札はついていなかったのですが、初めてみるアジアの野菜に「何ていう野菜?」と来てくる人が多いのでしょう。私たちでさえ分からない物がたくさんあります。こうやってみるとアジアは広い!

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夏休みも終わって観光客の賑わいは少し落ち着き、ローカルの人たちの買い物が中心になってきてます。

小さいファームWEBサイトがなかったりしますので、『フェリービルファーマーズマーケットお店リスト』で探してみてください。

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発芽野菜をトッピング"変わり奴"

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スプラウト屋さんでモヤシを一袋(4ドル)買いました。スーパーで売ってるより高いのですが、お店の方曰くこのモヤシ生で食べられるからとのこと。そしてガラス瓶に入れて、冷蔵庫で2〜3日置いておくとまた芽が出てくるからそしたら食べてみてね。と楽しみなアドバイス。帰宅してすぐ半分ほど大きめのガラス瓶に入れて2〜3日観察しました。確かに芽が伸びて、根っこも長くなりました。ごま油をひいたフライパンで一気に炒めて、お塩とガーリックパウダーで完成。

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サラダやサンドイッチの具に重宝するスプラウト。オニオンのスプラウトをふたつまみ買って、半分をガラス瓶に入れ、半分を冷奴に使いました。山椒の実醤油漬けとごま油を少々、新生姜は下ろすとかなり汁が出ます。ネギの代わりにオニオンスプラウトを乗っけていつもと違うサラダ風冷奴完成。

料理とは言えない料理でしたが、10月食欲の秋はもうそこまできてますよ。

また来週も野菜物色しながらマーケットで買い出しです!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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