責任ある旅行者になるために、アメリカ旅行で覚えておきたい8つのこと

公開日 : 2022年10月25日
最終更新 :
ハーフドーム - 1.jpeg

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旅行がずいぶん気軽にできるようになりましたね。しかし、人気のリゾート地や国立公園はいわゆる"オーバーツーリズム(下記)"が問題視されています。先日、アメリカの大衆紙に「ハワイの住民が観光客にやめてほしいこと」で8つのことが書いてありました。ハワイに限らず旅先で、思い当たる節があり、"責任ある旅行者"になりたいなと覚書として書いてみたいと思います。

オーバーツーリズムとは:観光客の急激な増加で地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受け入れ限度を超え負の影響になること。それによって観光客の満足度を著しく低下させるような状況。(JTB総合研究所より抜粋)

その8つの事とは...

シャスタ山 - 1.jpeg

<そこの文化や環境に関心を持とう>

立入禁止区域や聖域を尊重してほしいこと。そのためには事前に調べておくことが必要。霊山として有名なシャスタ山も更に"聖域"と言われているところがいくつかあります。入っていいところかどうか事前に調べてみる、地元の方に聞いてみるなどしてみましょう。ツアーに申し込む時も少しSDGs(持続可能な開発目標)なんかも考えてみるとちょっと責任ある旅行者になれるかも。

<何も持って帰らない>

ビーチの砂や石、火山の溶岩などを持ち出さないで、国立公園は、持ち出すことは違法行為に当たります。"とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ"を心がけたいです。

<ピーク時回避で快適移動>

できる限り混んでいる時間帯を避け行動できたら、有意義なバケーションになりませんか?観光地のピーク時は、常に巻き巻きスケジュール。かなり日常に戻ってきているアメリカでは、都市部や観光地の渋滞も半端ない今日この頃です。

バイソンさん - 1.jpeg

<野生動物の邪魔をしないで>

可愛い動物、思わず近づいて写真撮ってみたいけど、野生動物です。のんびり草を食んでいるバイソンも走れば車と同じくらいの速さ。自分の縄張りを荒らされてるって、体当たりされたらどーなるか想像できますよね。十分に距離をとって彼らの生活空間にの邪魔にならないようにしたいものです。

<屋外で無茶は禁物>

大自然に囲まれ、つい気分もおおらかになりがち、普段じゃ登らないような崖に登ってみようか...立入禁止区域にちょっとだけなら...軽いトレイルだから身軽な服装でいいよね...以前、ヨセミテの初級者用トレイルの途中で急に風向きが変わり一気に気温が下がり持っているもの全部着てもまだ寒くて、まじ凍死するかもって経験あり!だから気軽に考えないで大自然。

<有害な日焼け止めは使わない>

ハワイやビーチのリゾート地なら尚更考えることですが、サンゴや水に住む動植物のために自然にも優しいものを探してみましょう。あなたのお肌にもきっと優しいはず♡

アラモ - 1.jpeg

<位置情報を公開する前に!>

例えば、びっくり映像とかすごい画像とかSNSにアップしたいですよね。でも画像や動画の投稿時位置情報入れ公開しちゃったりすると人が殺到してしまうことあります。本人が思っている以上に他人は見ているもんです。

<誰かの暮らしの場を訪問しています>

旅行は自分の暮らしの場とは別の場所に行くことですが、そこに暮らしている人もあるわけです。旅をするといういことは誰かの暮らしの場にお邪魔している...そんな気落ちを持っていたいものです。

グラキャンサウス撮影 - 1.jpeg

うっかりやっちゃった!とか思い当たる節があるとかどーでしたか?

"旅の恥はかき捨て"と言いますが、実はサンフランシスコでも観光客が多すぎて、住民からの苦情により、観光バス・ツアーバンお断り区域、住民のみ通行可能の道路が増えていました。公園も繁忙期は入場規制をしたり、せっかくやって来たのに残念!なんてことになりかねないので、そこに生活している方達へのリスペクト、動植物へ配慮。ちょっとの気持ちで次の旅を楽しくさせてくれるような気がします。今回新聞のコラムを自分なりに解釈してお話しさせていただきましたが、覚えておきたい8か条で、これからも楽しく地球を歩いていきたいです。

見つけた記事:USA Today

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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