サンフランシスコの日本語補習校

公開日 : 2018年01月16日
最終更新 :

おそらく世界中のどこの大都市にもあるように、サンフランシスコにも日本人のための「日本語補習校」というものがあります。平日は現地校とよばれるその国の言語での学校に通う子供向けの、土曜日学校になります。私の帰国子女の知人・友人も、ほとんどそれに通っていたと聞いています。基本的には文部省が関与していて、駐在員の子供達などが日本に帰国して日本の教育についていけるようにする学校だと聞いています。(その後、都市によっては厳しさにもレベルがあるようです)

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(写真は、補習校が借りて利用している中学校の校庭で、放課後に遊ぶ日本人の子供たち)

サンフランシスコ界隈・シリコンバレー界隈にも2つ補習校、日本語の学校があります。サンフランシスコ市内(といってもアウターサンセットというサンフランシスコ動物園などがある西のほう)と、サンノゼ校です。というわけで、シリコンバレー、それより広く、ナパやソノマなども含めたノースカリフォリニアに住む日本人家族の方などががっつり集まってくるコミュニティなのです。

年長さんの幼稚園プログラム、小学校の入り口となる1年生プログラムは、そんなわけでものすごい大人気だそうです。シリコンバレーのありとあらゆるものがそうであるように、需要過多(供給不足)なので、こちらの仕組みもなんと基本は抽選と試験選抜なんです。要は「文部省が絡む義務教育的な位置づけなはずなのに」・・・「落とされる」ことがあるんですね。また、サンフランシスコ市内在住のかたは10%弱というくらい、多方面から来られている学校だそうで、受かれば行こうかな、くらいののんきな私達はびっくりしてしまいました。両親とも日本国籍の方、家族の言語は基本は日本語であり、将来的にもきっちり戻る家庭にとっては、やっぱり重要度は高いのでしょうかね。

ちなみに、幼稚園、1年生が一番多く、3年生くらいになるとだんだん少なくなってくるそうです。理由は①漢字の練習などがきつくなってくるので、途中で「そこまでやらなくても」という家庭も増えてくる、②バレエやサッカーなど、土曜日に他の習い事を優先する必要が出て来る、③平日激務の親にとっては、土曜日も学校でつぶれるとなると、家族の時間が減るので優先順位を変えたい、等があるとのことでした。なので、3年生以上が途中で入学する際には、特に選抜面接はないとのことでした。(毎年変わるはずなので、関係する方は要確認です)

同じ日本人とか日本コミュニティといっても、現地で産まれ育ち、おそらく一生いる日系人コミュニティや、(数年で帰る)駐在員コミュニティ、片親のどちらかが日本人だったり、日本に縁があるケースなど、それぞれのパターンがあり、ニーズも異なります。それに加えてバイリンガル教育度の熱意も様々で、当たり前ですが考え方もいろいろで、大変勉強になります。

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