ヨセミテ・ハイシエラハ(初日のハイキング)

公開日 : 2021年09月08日
最終更新 :
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△ゲイラーレイク盆地に広がるGranite Lake

ヨセミテ大好きのサンフランシスコ2特派員のテッドです。

アメリカは9月の第1月曜日がLobor Day(勤労感謝の日)のお休みで、夏の最後のバケーションの週末になります。今年は新型コロナの影響で色々制限事項があるのですが、ワクチン接種も拡大して、国内線の空の便はほぼ満席が続いているようです。

今年は友人たちと2泊3日のヨセミテ国立公園ハイキングを楽しんできました。これから3日のハイキングを順にご紹介します。

デルタ株が猛威を振るいいまだ旅行がままならない状況ですが、感染が収束したらぜひご自身の目で世界遺産のヨセミテの美しさを体験ください。

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△Middle Gaylor Lakeとその向こうに広がる草原

ヨセミテ国立公園は、シエラネバダ山脈の西側山麓に広がっており、標高600mから4,000mの頂まで含んでいます。年間500万人の訪問者のほとんどが、その美しさが凝縮されているヨセミテ渓谷(高度1,300m)を訪問しますが、渓谷の周りに広がる2,500m越えの高地は"ハイシエラ"と呼ばれており、ハイカーの天国です。真ん中にタイオガ・ロード(州道120号線)が横断しており、その周りにはいくつものハイキングトレールが整備されています。ハイキングトレールには、日帰りから縦走ハイキングが必要なものまでさまざまな、レベルで楽しむことができます。

今回はサンフランシスコから5時間のドライブで到着してキャンプ地を確保したあと、高度順応を兼ねて比較的短い"ゲイラーレイク・トレール"を歩てみました。

ヨセミテ国立公園は、9月30日までコロナの対応で蜜を避けるために1日ごとの入場台数を制限しており、事前に3日間有効の入場許可書をオンラインで取得必要です。許可証は$2ですが、5分で売り切れる人気です。

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△トレールヘッドの案内板

■ゲーラーレイクトレール(Gaylor lake trail)

ゲーラーレイクトレールのトレールヘッド(TH)は、ヨセミテ国立公園の東の入り口であるタイオガ・パス(Tioga Pass,3,000m)を入ったすぐ右にあります。小さな駐車場ですが、満車の場合は、少し先左側に追加の駐車場があります。

THから1.8K高度差180mの登りで峠に出ると、その向こうにGaylor Lake盆地が広がっています。ほぼ海抜0mのサンフランシスコからから到着した当日はこの200m足らずの登りが結構こたえます。

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△Gaylor Lake横の草原に残された氷河の忘れ石

Gaylor Lakeの周りには、草原に1-2mほどの花崗岩の岩がゴロゴロ広がる独特の景色が広がっています。この石は、大昔に氷河ここを覆っていた時に山の上から運んできたもので、氷河が解けて取り残された迷子石です。ヨセミテでは。各所にありますが、ここの景色が一番印象深いです。

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△Mossburgerで買ったハンバーガー

湖畔の石の上で、近くの街の人気のハンバーグ屋さんで買ってきたハンバーガーでランチにしました。

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△銀山跡から見たGaylor LakeとGaylor Peak

■Uper Gaylor Lakeと銀鉱山跡

Middle Gaylor Lakeから小川沿いのトレールを登って、Upper Gaylor Lakeの脇を通り、その先にある鉱山跡に行ってみました。作業小屋の廃墟と、鉱山の立て坑を見ることができます。そこからのUpper Gaylor Lakeの景色も素敵です。

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△ヨセミテ国立公園境界

■ヨセミテ国立公園境界

鉱山跡を過ぎて少し行くと、ヨセミテ国立公園の境界にたどり着きます。何も無いですが、この左側は、Inyo国有林です。

ランチ、休憩もいれて4時間余りのハイキングでしたが、高地順応が出来て翌日は随分楽になりました。

次回は、キャンプ場と翌日訪問したVirginia Lakeトレールをご紹介します。

筆者

特派員

テッド@サンフランシスコ

2000年よりサンフランシスコ近郊で生活。定年後はサンフランシスコを起点に日本からの訪問者のご案内をしています。

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