ロックダウン開始から7週間。さらに自宅待機令の延長が決まったサンフランシスコ

公開日 : 2020年05月01日
最終更新 :
筆者 : Katie M

2020年3月17日からサンフランシスコで始まった「Stay at Home Health Order(自宅待機令)」。当初は3週間の予定でしたが、今週4月27日に新たに5月末までの延長が正式に決定しました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

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全米で増え続ける感染者数と死者数

今週1週間は、4月24日に全米の感染死者数が5万人に、続いて4月28日に感染者数が100万人に到達した週でもありました。ニューヨーク・ニュージャージー・マサチューセッツ州をはじめ、感染者数の数は以前ほどの勢いはないものの、増加が続いています。

カリフォルニア州の場合は、4月25日の時点で感染者数が4万人、4月30日の時点で、死者数の数はほぼ2000人に増加しています。

自宅待機令が伸びた北カリフォルニア

4月27日に、サンフランシスコやサンノゼを含む6ヵ所のカウンティー(郡)で、現在続いている自宅待機令が5月末まで延期されることが正式に決定しました。今の状態でロックダウンが解除になることはおそらくないだろう、とは感じてしましたが、3月17日から5月末となると実に2ヵ月半も自宅で過ごす生活を余儀なくされることになります。ただしこの延長に伴い、経済復帰に向けて改定も行われました。

今回の改定で、5月4日から仕事の再開が可能と認められたのが、建築業・おもに屋外での営業ができる業種(カーウォッシュ・園芸店など)となります。ただし、屋外にあろうともカフェやレストランの営業は認められていません。

また、一般市民の屋外でのアクティビティへの規制も緩められました。人との社会的距離を保てるのであれば、ゴルフや州立公園でのレクレーションなども楽しむことができます。

無料検査所が増設されたサンフランシスコ

先週のコラムで市内のSoMa地区に感染の疑いのある人のための無料検査所が設立されたとお伝えしましたが、新たにダウンタウンにも増設されました。

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これにより市内では、2ヵ所の検査所で無料の検査を受けることが可能になりました。SoMaは当初ドライブスルー式のみでしたが、現在は徒歩でも検査を受けることができるように改定されています。新型コロナウイルス感染の疑いがある方、エッシェンシャル・ウォーカーとして仕事に従事している方は、サンフランシスコ市民であれば誰でも無料で検査ができます。先に予約をとる必要があるため、必要な方はこちらのサイトを参考にしてください。

最後に

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このコラムを書いている2020年4月30日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は1499人、死者数25人。先週の数字である感染者数1302人、死者数21人から、相変わらず横ばいの状態が続いています。来週からは一部のビジネスが再開になることから、町の様子も徐々に変わってくると予想されます。

来週も引き続き新たな情報をレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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