ワクチン分配が進むサンフランシスコ。1月上旬の様子

公開日 : 2021年01月08日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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医療従事者や緊急隊員など最前列で働く人たちのワクチン接種が終わり、現在老人ホームを中心にお年寄り層の接種が進むサンフランシスコ。今週の様子をレポートします。

ホリデーシーズンが終わったアメリカ

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2021年1月1日のお正月を最後に、11月末から続いていたホリデー期間に幕を閉じたアメリカ。クリスマスに続いてお正月の連休も移動が続き、今後の感染者の推移が注目されています。12月19日から30日まで緩やかに下降気味だった感染者数ですが、再度感染拡大をはじめています。

医療崩壊が依然続くカリフォルニア州

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ロサンゼルスを含む南カリフォルニア州とサンホアキンの2地域では、いまだ集中治療室の空き状況がない状態が続いています。感染状況を見ると新規感染者数は12月中旬から横ばい状態ですが、死亡者数が増加は12月後半から悪化しています。

今週州が定める感染危険地域で最も危険とされる紫レベルなのは、なんと全体の99.6%。ほぼ州全体が危険地域と化した状態が続いています。続いてサンフランシスコが含まれるベイエリアの空き状況は7.4%、サクラメントでは11%、北カリフォルニアは24%という状態が続いています。

ワクチン接種が続くサンフランシスコ

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サンフランシスコ市長のブリードは12月5日に会見を開き、市内にある大型総合病院「ラグナ・ホンダ」のワクチン接種が完了したことを発表しました。ここには高齢者を中心に身体に疾患を抱えた人たちが多く入院しており、クラスター発生が最も心配されていた場所です。

医療関係者の接種が完了したいま、続いて高齢者居住施設を優先に接種が続けられていく予定です。

サンフランシスコの感染状況

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先週、感染対策チームを率いるコルファックス博士が年末の休暇前12月29日に会見を開き、サンフランシスコのピークは超えたのでは?という見解を示していましたが、残念なことに今週の初めから感染者数のリバウンドがはじまりました。

コルファックス博士は、12月5日の会見で1日の新規感染者数が12月中旬には平均290人だった状態から、今週は237人まで減少しているとのデータを示していますが、10月以降は相変わらず高い数値が続いています。先週は楽観的だったコルファックス博士ですが、今回の会見ではピークを過ぎたという発言はありませんでした。まだまだ予断を許さない状況です。

最後に

このコラムを書いている1月7日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は2万5135 人・死者数205人。先週の2万3074 人・死者数186人に比べ、今週の新規感染者数の増加は2061人。1日の平均数は294人・陽性率3.5%・人口10万人当たりの感染者数29.8人という数値です。先週の1日平均数平均数は294人・陽性率3.5%・人口10万人当たりの感染者数29.8人

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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