65歳以上のワクチン分配がはじまるサンフランシスコ。1月中旬の様子

公開日 : 2021年01月15日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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いよいよ医療従事者や最先端で働く層へのワクチン分配が終わり、来週から65歳以上の高齢者へのワクチン接種が始まるサンフランシスコ、今週の様子をレポートします。

1月12日の会見でわかったこと

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2021年1月12日にサンフランシスコではCOVIDのアップデート会見が行われました。ここでロンドン市長は現在サンフランシスコでは感染者数が2万7000人を超えたこと、クリスマスから3週間たったいまでも休暇の影響で増加が続いていること、現在も予断の許さない状況が続いていることを示唆しました。

現在市民にできることは自宅に留まり他人との接触を避けること、ワクチン分配に協力すること、中小企業をサポートすること。加えて、先日発表された連邦政府の中小企業の支援プランに加えて、サンフランシスコ市では独自に6200万ドルの資金を用意し、レストランやジムなどに新たな救済プランを行うを発表しました。

中小企業でこの救済プランに認可されれば、5000~2万ドルの資金を2月に受け取れることになります。また新たなローンなどの計画も発表されました。

今後のワクチン分配について

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12月末にいったん感染者数が減少気味だったサンフランシスコですが、ホリデーが終わり再び上昇傾向にあります。現在は感謝祭の直後とほぼ同じようなペースで上昇が続いており、サンフランシスコの平均新規感染者は280人。同時に入院患者数も、増加傾向で現在の入院患者数は249人。7月のピーク時には140人の患者数だったのに比べても、かなりの増加数であるのがわかります。

気になるワクチン分配ですが、州の分配プランによると、まずそれぞれの医療機関に送られ、まず医療従事者に接種が行われその分配はほぼ終わっています。続いて高齢者の養護施設とそのスタッフの接種でこれは今週中に終了する予定。この分配が完了するといよいよ来週から65歳以上を対象とした市民の接種が開始されると発表されました。

カリフォルニア州の感染状況

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カリフォルニア州の感染状況は先週とほぼ変わりません。州全体の99.9%を占める54の郡が最も危険という紫レベルに降格した状態は依然として続いており、ほぼ州全域で自宅待機令が施行されています。

州平均のICUの開き状況はなんと0%。ベイエリア全体は4.7%とまさしくギリギリの状況が続いています。

最後に

このコラムを書いている1月14日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は2万7535人・死者数237人。先週の2万5135 人・死者数205人に比べ、今週の新規感染者数の増加は2400人。1日の平均数は342人・陽性率4.7%・人口10万人当たりの感染者数31.6人という数値です。先週の1日平均数294人・陽性率3.5%・人口10万人当たりの感染者数29.8人という数値と比べて、やはり今週の数値は悪化しています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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