ユニオンスクエア広場にクリスマスツリーが登場したサンフランシスコ。11月上旬の様子

公開日 : 2021年11月12日
最終更新 :
筆者 : Katie M
IMG_2356.jpg

2021年11月8日からワクチン接種証明があれば、海外からの旅行者の入国を認めるとの方針が発表されたアメリカ。サンフランシスコでもさっそく11月8日からロンドンからのフライトが再開しました。また市内では5歳以上を対象としたワクチン接種が進んでいます。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

5歳以上のワクチン接種が開始

IMG_2295.jpg

先週の記事でお伝えしたように、サンフランシスコでは5歳以上11歳未満を対象としたワクチン接種が開始されました。サンフランシスコの保健当局によると、今週1週間で接種を終えた数は5500人。また、J&Jのワクチン接種を受けて2ヵ月以上経過・ファイザー接種後6ヵ月以上が経過した市民もブースター接種が可能です。

サンフランシスコ市長のブリード氏も、11月11日にブースター接種を行い、ツイッターを通してワクチン接種を呼びかけました。

今週のサンフランシスコの様子

IMG_2303.JPG

サンフランシスコの主要観光地、ユニオンスクエアに今年も巨大なクリスマスツリーが登場しました。ツリーの点灯式は毎年感謝祭の翌日ですが、昨年はコロナ禍で点灯式は中止。今年は11月29日に点灯式が行われます。

広場には屋外スケートリンクも登場し、年末特有の華やかな雰囲気に包まれています。11月8日から海外からの旅行者も気軽に訪れることができるようになったため、年末にかけて今年はより混み合うことが予想されます。

サンフランシスコのワクチン接種状況

IMG_2262.jpg

先週から5歳以上のワクチン接種が始まったサンフランシスコ、サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週サンフランシスコで、1回目のワクチン接種を終えた率は86%・両方を終えた率は80%。今週は1回目のワクチンを完了した率が1%上昇しています。これはおそらく5歳以上の接種が対象となったことが反映。4週間後には2回目の接種率が上昇しそうです。

カリフォルニア州の感染状況

IMG_2304.JPG

州の統計による今週のカリフォルニア州の感染状況。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は5859人。先週の5862人に比べると今週はわずかに減少しています。グラフを見ると、10月から11月にかけてはほぼ横ばい状態で大幅な増加や減少などの変化はありません。

今週の人口10万人あたりの感染者数は12.2人・人口10万人あたりの死亡者数は0.1人。2回目を終了したワクチン接種率は66.9%。対象年齢が5歳に引き下げられたことを受けて、今月の数値はぐんと下がっています。このまま横ばいの状態が続けばいいのですが、これから屋外ではなく屋内での活動が大きく占めるため、今後の数の変化が注目されます。

最後に

このコラムを書いている2021年11月11日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は5万5,703人・感染による死者数666人。先週の5万5,101人・感染による死者数663人に比べ、今週の増加数は602人。1日の平均数は86人。今週は先週の59人・先々週の54人に比べて今週も増加しています。今のグラフの増加を見ると去年と全く同じ傾向ですが、どう変化するのか経過観察が必要です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。