オミクロン変異株確認から1週間経ったサンフランシスコ。12月上旬の様子

公開日 : 2021年12月10日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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市内で全米初の変異株「オミクロン」が確認されてからちょうど1週間が経過したサンフランシスコ。徐々に寒くなってきた気候も関係し、カリフォルニア州の新規感染者数は一気に今週増加しました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

ホリデーイベントが本格的に開催

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12月に入り、ホリデーシーズン真っ只中となったアメリカ。サンフランシスコでも12月4日から国内で最大級とされるプロジェクションマッピングのイベント「Let's glow SF」が始まりました。ダウンタウンの建物をスクリーンとして立体的に映像を投影するイベントは、市内のダウンタウン4ヵ所で行われ、それぞれ約5分間のショーを楽しめます。

このイベントは12月12日まで 17:30~22:00の間に行われ、ぞれぞれのショーを徒歩でまわりながら楽しむことができます。

サンフランシスコ市内の様子

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先週全米初で新たな変異株が確認されたサンフランシスコですが、市内の雰囲気はさほど変わりません。確認後に新たな規制が設けられた、などの変化はなく、今までと変わらない対策が続いています。現在サンフランシスコでは、屋内飲食を行う場合はワクチン接種証明が必要なほか、屋内ではマスク着用が義務化されています。こちらの規制に関して特に厳しくなった、という変化は見当たりません。

ただ、先週に比べるとわずかですが屋外でもマスクを着用している人を多く見かけるようになったと感じます。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週サンフランシスコで、1回目のワクチン接種を終えた率がついに90%に到達しました! 2度目の接種を終えた層も先週の81%に比べると2%上昇し、83%に到達しています。

現在サンフランシスコでは18歳以上の市民に追加接種を呼びかけていますが、接種を行う機関が足りておらず約3週間待ちの状態となっています。ブースター接種会場を探している方は、こちらの「市の公式サイト」、もしくは州の公式サイト「マイターン」」から予約ができます。

カリフォルニア州の感染状況

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州の公式サイトによる今週のカリフォルニア州の感染状況。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は6769人。先週の5137からいきなり大幅に増加しています。これはやはり感謝祭からはじまったホリデーで人が移動したこと、気候の変動により屋内での集まりが増えたことなどが要因と考えられます。

今週の人口10万人あたりの感染者数は11.9人。先週ついに一桁台まで到達した、とレポートしましたがこちらも増加。ただ人口10万人あたりの死亡者数は0.1人と変化ありません。2度目のワクチンを終えた接種率は69.1%。わずかですが増加傾向です。

最後に

このコラムを書いている2021年12月9日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は5万7,584人・感染による死者数676人。先週の5万6,931人/672人に比べると新規感染者の増加数は653人。1日の平均93人とほぼ倍の数に増えています。ホリデーの影響か、実はすでに市内で新たな変異株が流行しているのか、引き続きレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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