過去最大の新規感染者数を記録したサンフランシスコ。12月最終週の様子

公開日 : 2021年12月31日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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新規感染者数が大幅に増加し、パンデミック以来の増加数を記録したサンフランシスコ、毎年恒例の大晦日の花火も、12月28日に中止が発表されました。感染増加が止まらないサンフランシスコ、今週の様子をレポートします。

感染増加が続くサンフランシスコ

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サンフランシスコでは今週に入って、新規感染者数の数が大幅に増加しています。12月中旬までは感染者数が2桁台と安定していたのに、12月20日以降、急に数が増加し12月23日はなんと1,000人台を突破しました。市のデータによると、12月22日時点での平均感染者数は495人。ここまで数が増加したのは実に2021年8月ぶりです。

オミクロン株の増加は1ヶ月がピークと言われていますが、サンフランシスコではすでにピーク時のような増加数。市の花火大会の中止に伴い、市内のレストランやバーは、大晦日のイベントを取りやめするなどの対応が取られています。マスクの規制に関しても、より強化された対策が2月1日から実施される予定です。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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市の公式サイトによると、今週の5歳以上を対象とした摂取率は1回目が>90%、2回目の摂取率は先週・先々週と変わらず84%を維持しています。現在市内ではブースター接種が重点に行われているため、この数が停滞しているものと思われます。

サンフランシスコ市内の様子

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ホリデー期間ということもあり、市内は例年通り静かで穏やかな雰囲気です。今週は最低気温が48F(8.8C)まで下がったこともあり、街を歩く人の姿も通常より少なめです。観光客の数も例年に比べると少なく、去年に引き続きひっそりとしています。

カリフォルニア州の感染状況

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州の公式サイトによる今週のカリフォルニア州の感染状況。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は2万2,211人。先週(9,124人)と先々週(6,943人)に比較しても爆発的に増加しているのが分かります。ちょうどほぼ1年前の1月に4万人台を突破して以来の増加ぶり、加えて増加数で言えばパンデミックはじまって以降最大となります。

過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は38.8人。先週のほぼ倍を記録しています。人口10万人あたりの死亡者数は相変わらず0.1人で今のところ増加はありません。過去8週間の感染テストの陽性率は12.9%、2度目のワクチンを終えた接種率は71%。ブースター接種率は46.1%です。

最後に

この記事を書いている2021年12月30日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は6万4,830人・感染による死者数は682人。先週の5万9,883人・感染による死者数は681人。今週の増加数は4,947人。一日の平均数は706人。先週200人台まで増えた感染者数、今週に入っていきなり3倍以上の増加になっています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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