【公的情報】 外国人留学生(Fビザ及びMビザ)に対する措置(2020年7月8日 17:11(PDT))

公開日 : 2020年07月09日
最終更新 :
筆者 : かん

こんにちは、かんです。☺ 最近、少し気温が下がり、比較的過ごしやすい天気が続くサンノゼです。

米移民・関税執行局(ICE)によるFビザ・Mビザ(留学生ビザ)対応の発表

つい先程、在サンフランシスコ日本国総領事館より、「外国人留学生(Fビザ及びMビザ)に対する措置」という掲題のメールをいただきました。

在留届・たびレジ・メルマガに登録した方にも送信されているかと思いますが、「本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします」という注意書きがメール内にありましたので、こちらでもご紹介させていただきます。

●7月6日,米移民・関税執行局(ICE)は,米国の大学や高校に在籍する外国人留学生(Fビザ及びMビザ)に対する措置(「秋セメスター・ガイダンス」)を発表しました。

●新型コロナウイルスの影響を受けてなされたこれまでの臨時措置(学校がオンライン授業に切り替わった場合等において,留学生が規定以上のオンライン授業を受講することを許可するなど)を秋セメスターから修正するもので,主な内容は以下のとおりです。

1.対象ビザ/ステータスは,一般学生向け「F-1」と職業訓練プログラム受講の学生向け「M-1」の2種類

2.「秋セメスター・ガイダンス」は各学校が定める秋セメスターの開始日から発効

3.既に米国に滞在し,秋セメスターにおいてオンライン授業のみを実施する学校に在籍する留学生は,(1)出国して米国外からオンライン授業を受講する,又は(2)対面式授業やハイブリッド授業(オンラインと対面式の組合せ)を実施する学校に転校するなどの対応が必要

4.米国外にいる外国人で,留学予定の学校/プログラムが秋セメスターにおいて全授業をオンラインで行う場合,ビザは発給せず入国も認めない

5.秋セメスターにハイブリッド授業を実施する学校は,学校は完全にオンラインで運営されることはないこと,当該留学生は秋セメスターの全授業をオンラインで受講するわけではないこと等を証明するために,各留学生に新規のI-20を発行しなければならない

※詳しくは以下のICE発表をご参照ください。

・ICEプレスリリース

・ICE関係者向け案内

・ICEよくある質問と回答

 現在留学中又は留学予定の方は,十分に情報収集の上,学校側ともご相談いただくようお願いいたします。

(注)できる限り正確な情報を記載するよう努めておりますが,ご自身に関係する事項については,米側当局が提供する情報に依拠してください。

在サンフランシスコ日本国総領事館

Consulate-General of Japan at San Francisco

領事・警備班

TEL:415-780-6000

HP : https://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ハードルが上がる米国留学?

2020年秋のカリフォルニア州大学バークレー校カリフォルニア州大学サンタクルーズ校サンノゼ州立大学の授業予定を見てみると、一部、対面式授業がないわけではありませんが、圧倒的にオンライン授業が多く見受けられます。

すでに米国に滞在している留学生は、対面式授業やハイブリッド授業(オンラインと対面式の組み合わせ)を実施する学校に転校することで在米留学を継続する機会はあるようですが、筆者の独断では、このCOVID-19で諸機関がてんてこまいしている状況下において、果たして留学生が短期間で転校手続きを無事に済ませられるのか、かなり難しいように思います。また、出国して米国外からオンライン授業を受講するのも、時差という大敵が待ち構えています。

事実、筆者は、この2020年6月より日本の某大学の在校生・同窓生向けの「コロナ危機とその後の世界"Corona Crisis and the World Beyond"」の10セッションの講義を週1でオンライン聴講しているのですが、日本時間の夜8時〜10時開講の講義なので、ベイエリア時間では朝4時〜6時の聴講になります。週1の早起きならそんなにたいへんではないだろう、と思っていましたが、生活リズムが狂うので、実際にし始めるとけっこうきついです。

ベイエリア時間の朝9時〜午後3時は、日本時間の夜中の午前1時〜午前7時にあたります。

留学の醍醐味は、学術的な部分もさることながら、留学先の大学やその大学所在地の町での生活、人々との実際の交流、その国の空気を肌で感じながら日々を送る部分にもあります。

大学側のサポートで少しでも留学機会が継続できるよう、また留学が普通に経験できる状況が1日も早く戻ることを心より祈ります。

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Have a nice day + Please stay safe and healthy♥

筆者

特派員

かん

ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。

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