英会話では教えてくれない英語:ロサンゼルスに方言あり

公開日 : 2014年05月05日
最終更新 :

普通のアメリカ英語は大抵ハリウッド映画で耳に慣れている人もいると思いますが、アメリカ英語の中でもロサンゼルス出身者の独特の訛りと方言があります。例えば日本の東北弁のようにきつい方言ではないのですが、微妙ながら確実に方言があるのです。普通の英会話では習えないロサンゼルスの方言をここで簡単に紹介してみます。

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フリーウェイの呼び方

まずは車社会のロス。高速道路(フリーウェイ)なしでは移動困難です。そのフリーウェイにそれぞれ番号の名前がついています。例えばロスの南北を繋ぐ最も重要な高速道路が405(フォー・オー・ファイブ)と呼ばれます。また東西に繋ぐ大きな高速道路は10(テン)と呼ばれます。その高速道路の番号の前に必ず「The」をつけるのがロサンゼルスっ子(アンジェリーノ)の特徴です。こんなのが会話で出てくる文章の例です。

Aさんの質問

「How do I get to Universal Studios from West LA?」

(ウェスト・ロサンゼルスからユニバーサルスタジオにはどうやって行きますか?)

ロサンゼルス出身者の答えの例

「You take north on the 405, then east on the 101 and exit at Lankershim. You'll see a sign leading you to the Universal Studios parking lot. 」

(405を北に向かって、101で東方面に乗り換えてランカーシムの降り口で出てください。その先はユニバーサルスタジオの駐車場までの表示があります。)

基本的には文法上全く必要のない「The」をいちいち高速道路の番号名の前につけて話すのがアンジェリーノです。ロス又は南カリフォルニア出身者以外は「The」をつけません。おもしろいですね。

デュード(Dude)の連発

ジェフ・ブリッジス出演の映画ビッグ・リボウスキでお馴染みの言葉「デュード」(Dude)はロサンゼルスの代表的な方言です。Dudeという言葉自体は全米で使われていますが、ロサンゼルスではかなり頻繁に使われます。意味は男の人を総称する場合に使われますが、ほとんど繋ぎ言葉のように連発してDudeを使うのがアンジェリーノの特徴です。

例えばこんな風に使います。

A君

「Dude! Did you see the movie with Sandra Bullock?」

(サンドラ・ブロックの出演してる映画観た?)

B君

「Oh, dude, she was great in the film, Gravity. Dude, it's too bad she didn't win an Oscar this year.」 

(あー、彼女良かったよな。ゼロ・グラビティーだろ。今年のアカデミー賞の主演女優賞受賞しなくて残念だったな。)

A君

「Yeah, dude, I'm with you on that.」

(そうだよな。俺も同感。)

男性同士の話し言葉で最もよく使う言葉ですが、ときどき女性も男性に対してDudeと言う場合があります。女性同士、又は男性が女性に対してDudeと言う場合はありませんので気をつけてください。

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