旅先トラブル体験談:ベルリンにて

公開日 : 2014年08月15日
最終更新 :

前回の記事に続き今月のお題"気をつけたい旅のトラブル"についてですが、今回は個人談を紹介したいと思います。1年数ヶ月ほど前に旅行者としてストックホルム、ベルリン、カンヌを廻ったことがあります。ストックホルムでは問題なく楽しく過ごし、いざ初めて訪問する町ベルリンに着きました。電車の切符の買い方が良くわからないことを除いては自転車を借りてどこにでも行ける過ごしやすい町だと思いました。その日はアメリカ人一人、ハンブルク在住のドイツ人一人とわたしを含めて3人でHackescher Marktという屋台やおみやげ物の市場が立つ賑やかな地域に行き、お昼を外のテーブルで食べました。そのときの出来事です。

食事をしていると突然二人の6、7才ほどの子供(女の子一人と男の子一人)がダンボール紙の破片に何かドイツ語で書かれたものを掲げていきなりそのダンボール紙でテーブルを覆うように体を屈めてきました。そして明らかに物乞いをするようにドイツ語で話してきました。同テーブルにいたドイツ人がドイツ語で追い払おうとしても動きません。レストランのウェイターが駆けつけてきてやっと追い払うことができました。そのまま昼食を楽しみ、20分ほどした頃でしょうか。また同じ子供たちが来て同じようにダンボール紙をテーブルの上に掲げてきました。なかなか動きませんでしたが、またウェイターが駆けつけ追い払いました。そのときです。わたしは当時iPhoneを持っていたのですが、テーブルの上に載せていたのがすっかりなくなっているのに気づいたのです。うわーっ、やられたー!と思ったのも時すでに遅し。子供にやられました。子供たちが2度テーブルに来たのはなぜかと考えたのですが、恐らく一度目にはわたしのiPhoneを既に盗んで、その後わたしのアメリカ人の友人のiPhone、又はドイツ人友人のiPadが同じようにテーブルに置いてあったのを狙って再度来たのではないかと思うのです。幸い友人のiPhone とiPadは遠くに置いてあって子供の手が届かなかったと思われます。なので、テーブル上にはわたしのiPhone、アメリカ人友人のiPhone、ドイツ人友人のiPadが置かれていたにも関わらず、わたしのiPhone一台だけの損害で済んだのでした。その後は警察で盗難届けを出し、保険用に控えをもらいました。警察官によるとベルリンだけで一週間に400件以上のiPhoneを含んだスマホ盗難事件があるそうです。それを聞いて、かなり警戒が必要であったことを思い知らされました。そして後日談になりますが、カンヌで会ったアメリカ人とわたしの盗難話しをしていて彼曰く。「あー、俺もそれと全く同じ手口でiPhone盗まれたよー。でもあれはロンドンだった。」ということでした。ヨーロッパではよくある手口の盗難であるということを学びました。ロスではいろいろな犯罪がありますが、こういった盗難はほぼありえないのです。ううっ、悔しい。

(8月お題"気をつけたい旅のトラブル")

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