いくら払えばいいの?チップの習慣

公開日 : 2016年03月13日
最終更新 :

観光客がアメリカ旅行で戸惑うことのひとつが「チップの払い方」ではないでしょうか。飲食店やホテルでサービスを受けた際に米国では必ずチップ(心づけ)を差し渡します。今回は、チップの渡し方と金額について紹介したいと思います。

まずは、最も一般的なチップを払う場面を挙げてみます。

1. タクシー乗車の際、荷物のトランクからの出し入れを行ってくれた場合にドライバーに2-3ドル程度を渡します。

2. ホテルでチェックインを済ませ、ホテルボーイが荷物を部屋まで運んできてくれた場合も2-3ドル渡します。

3. ホテルやレストランで駐車サービスを使って係員に駐車を行ってもらう場合は、最初に駐車する場面ではなく、最後に車を受け取る場面で2-3ドル渡します。これは、駐車代金とは別に渡すものなので、駐車代金に上乗せして払いますが、チップはあくまで運転してくれた人に渡します。

4. レストランやバーで最後に会計を済ませ、注文を取ってくれた店員に15-20パーセントのチップを残します。

恐らく最も分かりにくいのが飲食店でのチップの計算ではないかと思うのですが、基本的には税金を抜いた合計額の15-20パーセントをチップとして上乗せして払います。最近は大抵どこのレストランも伝票にチップの額を参考として表示してあるので、計算する前に確認してみてください。レストランでの伝票の払い方は、まず食べ終わった時点で伝票を席に持ってきてもらいます。もしも持って来るのが遅いようなら「Check please.」(伝票お願いします。)と店員に申し付けるとすぐに持ってきてくれます。金額を確認し、クレジットカードで払う際は、クレジットカードを伝票と一緒にテーブルに置くと、店員がまた戻ってきて会計を済ませてくれます。伝票の例として下の写真を参考にしてみてください。チップの額が3段階に分かれて表示してあります。

Receipt_Copy.jpg

この合計額の下にチップの額を書き入れ、最終合計額を最後の線に書き入れ、サインをするとクレジットカードでチップ込みの全額を支払うことができます。伝票は2枚同じものがあり、一枚は「Merchant Copy」(当店用控え)と下に書かれています。もう一枚は「Customer Copy」(お客様用控え)と書かれています。チップとサインの書き込みは、必ず「Merchant Copy」と書かれた伝票に行ってください。「Customer Copy」と書かれた伝票は個人の控えなのでお持ち帰りをお忘れなく。

現金で払う場合は、伝票がテーブルに運ばれてきた時点でチップも含めた額をそのままテーブルに残して終了となります。おつりが必要の場合は店員におつりを持ってきてもらいます。

また、飲食の合計額をクレジットカードで払い、チップだけを現金で払うこともできます。クレジットカードの伝票のチップの欄に0と書き込み、最終合計額をそのまま飲食の合計額を同じにしてサインします。そしてテーブルにサインした伝票と一緒に現金でチップを置いて立ち去ることもできます。旅行の最終日などで現金が多少余ってしまった場合はこういった使い方をすると便利かもしれませんね。

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