ロサンゼルスの治安で気をつけたいこと

公開日 : 2019年10月14日
最終更新 :

ロサンゼルスの観光で気になる治安。スリや万引きの多いヨーロッパと比べると、犯罪数は少ないかもしれませんが、決して油断のできないロサンゼルス。現地住人の視点から見た治安に関するアドバイスを挙げてみたいと思います。

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他の都市との違いはロサンゼルスはかなり広いこと。たくさんの町があちらこちらに散らばってできているのがロサンゼルスです。そのため、行く場所によってかなり治安が違ってきます。その土地の歴史と習慣も地区によって微妙に異なるため、町によって犯罪の種類にも違いが出てきます。例えばギャングの多いコンプトンではギャング関連(発砲事件)の犯罪が多く、観光客の多いハリウッドでは置き引きやスリが多いようです。そんなロサンゼルスで、一般的に気を付けたいことは、一人歩きを避けること。ほとんどの場所は昼間は平気ですが、地区によっては昼間でも一人歩きを避けた方が良い場合もあります。特に夜の一人歩きを安心してできる場所はほぼありません。一人旅の場合は、なるべく昼間に行動を済ませて、レストランなどの閉店時間後(夜の9時、10時辺り)は単独行動を控えることをお薦めします。どうしてもという場合は、遠回りでも街灯のついた賑やかな道を通ること、携帯電話GPSの使用を避けて速足で道に迷わずに歩くことがポイントです。GPSを見ながら立ち止まっていると犯罪の標的にされやすくなってしまうので、お気を付けください。目標地点までの行き方は、事前に安全な場所で調べて覚えてしまうのが賢明です。

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ATMからの現金引き出しは昼間のうちに済ませましょう。人気のない夜にATMから現金引き出しを行っていると標的にされやすいので、避けてください。ロサンゼルスの犯罪で怖いのは、万引きなどの軽犯罪でも銃の使用度が高いこと。なので、特に万引きの標的になるようなことは極力避けたいですね。

サンタモニカプロムナードやビバリーヒルズロデオドライブのような場所は、夜でも比較的安全です。サンタモニカの隣の町、ベニスに行くだけで治安は微妙に変わるため、夜は安全と言い難くなります。そういった微妙な違いは観光で訪れただけでは分かりにくいですが、周囲の雰囲気に注意するとなんとなく分かると思います。住人によく言われるのが、駐車してある車を見て近所の治安を判断するということです。要するに高級車の多い近所は安全度も高いということだそうです。

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ロサンゼルスの観光地は安全な場所が多いので、治安を心配せずに観光できる場合がほとんどです。もしも、観光地から外れた場所に行く場合、周囲の様子が怪しいと感じたなら直感を信じるのが正しい判断だと思います。たとえ周囲の様子が怪しいと思っても、慌てることはありません。なるべく大通りに沿って速足で歩いて繁華街までたどり着けば問題はありません。GPSが必要な場合は、安全な場所で確認しましょう。大きなホテルのロビーや、スーパーマーケット内、スターバックスなどはGPS確認には便利な場所です。

それでは皆さん、安全な旅を心がけてください。

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