注意! カリフォルニアは火事の季節です。

公開日 : 2019年10月27日
最終更新 :

この時期に到来するサンタアナの風。季節の変わり目、山の高台からやってくる高気圧が海側に向かって流れるにつれて低気圧になり起こる強風現象ですが、雨の降らないロサンゼルスでは空気が乾燥し、山火事が起きると強風の煽りであっという間に広がってしまいます。火事の原因は、キャンプ後の残り火、タバコの火、自然発火など多々あるようですが、普段は簡単に消火できる火でも、この時期だとすぐに広がってしまい消火に何日もかかかってしまいます。

乾燥した風の吹くマリブ近辺の山

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今年は10月中ごろからロサンゼルスの北に位置するサンタクラリタ周辺やバレー方面、またマリブとサンタモニカの間にあるパシフィック・パリセイズ付近でも火事が発生し、一部の民家には避難警報が出ていますが、10月の最終に当たる今週は、日曜日夜から月曜日の朝、水曜日から木曜日まで強風警告が予想され、火事には要注意です。また、北カリフォルニアのワインで有名なソノマ地方でもKincade Fire(キンケイドファイアー)と呼ばれる火事が発生しており、これから予想される強風が心配となっています。

先週木曜日からロサンゼルス郊外で起きたTick Fire(ティックファイアー)では、5万人が強制避難となり、サンタモニカなどの海沿いの町からも煙の臭いがし、野外での有酸素運動は困難な状態でした。山から離れた平地にある町では火事の心配はありませんが、ロサンゼルス全体、煙による空気の汚染と交通渋滞が悩みとなります。

ローカルと同様、観光客にとって特に心配なのは、道路、フリーウェイ閉鎖によって生じる交通渋滞。ロサンゼルスの交通渋滞は通常でも悩みの種ですが、閉鎖の心配が加わると、移動時間の調整が必要となります。火事で渋滞、道路閉鎖が予想されるこの時期、移動計画には柔軟性を持たせることが必要かもしれません。

カリフォルニアの火事情報を含んだ地図はこちらからどうぞ。↓旅行中、移動計画の役に立てれば幸いです。

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