サンティアゴっ子の足"トランサンティアゴ"を利用するには

公開日 : 2014年12月09日
最終更新 :
筆者 : Panchita

「サンティアゴで公共交通機関を利用する」

それは旅行者にとって至難の業です。

2007年に政府主導の下スタートした地下鉄と路線バスの統一システムTransantiago(トランサンティアゴ)は、当初、同一運賃で乗り換えができ利便性アップと期待されていたものの、混雑悪化や運賃アップで利用者の不満は高まるばかり。今では悪名高き公共交通システムとなっています。

そして、なぜ旅行者が利用しにくいかというと

「bip!カードが無いと乗れない」この一言に尽きます。

以前は、バスは現金払いだったのがトランサンティアゴ開始後は新しいICカード(bip!)に一本化されてしまったのです。実は、地下鉄のみの乗車の場合は切符が買えますが、窓口やウェブサイトに案内は見当たりません。

という訳で、地下鉄・バスに乗る場合は、まずはbip!カードを買いましょう。裏表同じようなデザインです。

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地下鉄の窓口かbip!センターの看板のあるところで「ウナ・タルヘッタ・ビップ(bip!カード一枚)」といって「ヌエバ(新しいの)」と言えば通じるでしょう。その後、いくらチャージするか聞かれるので、指で何千ペソか示せばOK。bip!カードは1,400ペソ(カード代、約250円)で1,000ペソ以上500ペソ単位でチャージできます。乗車券を買いたい場合は、地下鉄の窓口で「ウン・ボレト(切符一枚)」と言ってください。料金は距離に関係なく一律ですが、時間帯によって変わります。

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リチャージは地下鉄の窓口やbip!のマークのある場所でできます。ちなみにカードの払い戻しはできないと思ってください。公共料金の支払代行窓口のServiPAGでもチャージできます。

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ここまでできれば、地下鉄には乗れるはず。地下鉄・バスに入るときはカードをピッとしますが、出るときは何もありません。切符で地下鉄に乗る場合は、改札で切符が回収されます。

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現在の運賃は、地下鉄通常時間帯で640ペソ(約115円)。2時間以内の乗り換えなら地下鉄+バス2回かバスのみ3回まで乗れます。ただ、5,000ペソをチャージしても7回しか乗れないので、いつの間にか残高が不足しているなんてことも。そして、料金は年に数回値上げされていますので最新情報や時間帯・乗り換え条件はウェブサイトで確認してくださいね。

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