チリのクリスマスケーキはドライフルーツ入りスパイスケーキ

公開日 : 2014年12月22日
最終更新 :
筆者 : Panchita

もうすぐクリスマス。チリ人はみんなプレゼントを買ったり食料の買い出しをしたりと大忙しのこの時期にスーパーに山積みになって売られているのがチリのクリスマス・パンこと

パン・デ・パスクア(Pan de Pascua)

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これがチリのクリスマスケーキ。ドライフルーツが入ったずっしりしたスパイスケーキで、ドイツのシュトレンやイタリアのパントーネの丸型チリ・バージョンといったところ。もちろん、手作りする人もいますし、パン屋やケーキ屋でも自家製のパン・デ・パスクアが売っています。保存料なしでも常温で2カ月もつといわれているので、お土産にもOK。ただし、サンティアゴは湿度も雑菌も少なく食べ物が腐りにくいのですが、日本だったらすぐカビが生えてしまうかも...。

ところで、"Pascua(パスクア)"は、「復活祭(イースター)」の意味で使われるのが一般的ですが、「過ぎ越しの祭り」や「イエス・キリストの降誕から東方の三賢者がイエスに会いに行って贈り物をした日までの期間(12/25~1/6)」の意味もあり、ここでは後者の意味で使われています。

スーパー等では安いものは2,000ペソ(約360円)以下でも売っています。

下の写真は夫の会社が支給するクリスマス・ボックス(食料品詰め合わせ)に入っていたものです。ちょっと小さめサイズで約1,900ペソ。

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お味は「甘めだけれど、フルーツしっとり&スパイスの風味が感じられて、値段の割に美味しい!」

そして、プレミアムなパン・デ・パスクアは4,000~8,000ペソ(730~1,500円)程度。ナッツ類や砂糖漬けのフルーツも入っていて、味もお値段なり!

これは有名ケーキ屋さん LAS PALMAS のもの。本店は地下鉄トラバラ駅のほど近くにあり、他にもサンティアゴ内に支店が5か所あります。小さいサイズで3,400ペソ。

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お味は「甘さ控えめ&スパイスの香りは弱め。ちょっとパサパサしているけれど、ドレンチェリーやレーズンたっぷりで、コーヒーや紅茶のお供にGOOD!」

二つ並べて比べるとこんな感じ。

Pan-de-Pascua_4.JPG

実は、毎年恒例のチリ美食評論家会の「サンティアゴで最も美味しいパン・デ・パスクア ランキング」を紹介したかったのですが、今年は中止になったのか、まだ発表されていません(2013年のランクはこちら)。残念。とはいえ、自分で食べ比べるのも楽しみの一つ。

ちなみに1月に入るとスーパーでは売れ残りのパン・デ・パスクアがセールとなります。クリスマス前だけでなく、1月にチリに来る人もぜひ食べてみてくださいね!

(12月お題"ケーキ(クリスマスケーキ)")

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