豚インフルエンザ、とうとうドミニカへ

公開日 : 2009年06月01日
最終更新 :
筆者 : monalisita

今まで豚フル(AH1N1)とは無縁だったドミニカ共和国。しかし、先週5月27日についに豚フル感染者が二人確認された。58歳と23歳のいずれも女性で、二人とも最近アメリカを訪れていたと言う。しかし、どちらも症状は軽症で特に治療は必要ないそうだ。

このほか、首都サントドミンゴのトップレベルの学校でも風邪症状を訴える生徒が続出し、サンプル検査の結果、二人の生徒がA型インフルエンザと確定された。豚フルではないとはいえ、通常のインフルエンザをあなどってはいけない。感染拡大を防ぐため、学校は1週間休校となった。

これで、ドミニカ共和国はキューバ、プエルトリコに続き、カリブ海諸国で3番目の豚フル感染国となってしまった。南北アメリカを合わせると、今までに1,671名の感染者が確認されており、そのうち約100人が死に至っている。ドミ共も南北アメリカの一部であるが、ここは小さな島国であり、人の出入りもそれほど活発ではないので、今まで感染者が出なかった。しかし、小規模ではあれ人は国境を越えて動く。観光産業や欧米への出稼ぎ労働がさかんなドミ共で、感染国からの訪問者や帰国者を拒むことはできない。

そうそう、メキシコで大勢の感染者が確認され、世界的にも大ニュースとなった5月上旬、携帯電話会社とドミ共の厚生省が協力して、インフルエンザ予防知識を携帯所有者全員に向けてメッセージを送信した。「手を石鹸で洗い、咳やくしゃみをするときは口を覆うように」と言った基礎情報ではあったが、受け取った私は思わず感心してしまった。ただ、こちらではあまりマスク姿を見ることはない。マスクをつけていると逆に感染者だと思われてしまう。しかし、どう思われようが、本人が感染しないことが一番大事。やはり、人ごみの中を移動するときは、マスクをした方が良いだろう。

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