銅の輸出禁止で、銅泥棒激減

公開日 : 2010年05月24日
最終更新 :
筆者 : monalisita

ここ、ドミニカ共和国では銅の産地ではないにも関わらず、銅の輸出量が非常に多かった。これは他でもない、銅泥棒の仕業。電話会社や電気会社から金属やワイヤーを盗み、銅を輸出していたのだ。困った電話会社組合は、銅の輸出禁止を政府に要求し、それが数ヶ月前から実行に移された。

結果はと言うと、窃盗がなんと95%も減少した。今後は、この禁止令を続けていくと言う。電話会社や電気会社としては、サービス妨害を駆除できたのだから、嬉しいに他ならない。でも、ここまでやらないといけないなんて…。

泥棒とは別に、ゴミの最終処分場でも、スカベンジャー(ゴミの中から有価物を拾う人々)たちがゴミの中から金属類を探して、自分の稼ぎにしている。中の金属だけを取るために、コードを焼くなどして、それがゴミ処理場からの発火につながり、大気汚染の原因になることも少なくない。でも、輸出禁止になったら、彼らの稼ぎも少なくなるんだよなぁ。

この輸出規制は、意外なところでも波紋を与えているようだ。

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