ドミニカ人のどうしても許せない行動(その1)

公開日 : 2011年10月06日
最終更新 :
筆者 : monalisita

海外で生活すると、誰でも習慣や文化の違いに驚き戸惑う。初めはその異なる習慣に拒絶反応を示すが、徐々に自分も同化して、知らないうちに同じ行動をとってしまう。同じ行動をとったほうが、そこの国の人にも受け入れられやすいから。挨拶のキスなんて、日本じゃ絶対しないけど、今ではどんな人でもホッペにチュッと軽くできてしまう。

スーパーでも、人々の面白い習慣が観察できる。商品棚から落ちているものは拾わないし、自分が落としても拾わない(人が多い)。支払う直前で買わないと決めたものはキャッシャー直前の商品棚に置いて、元の場所に戻さない。私が落ちているものを拾って元に戻そうとすると、主人は「スーパーの従業員がやる仕事だから、彼らにやらせればいい。彼らの仕事を奪うのは良くない。」と屁理屈にも聞こえる回答をする。何じゃ、この国は?!と思わせるような行動を一般庶民は平気でする。一方で、この慣習に慣れてしまい、同化しつつある自分が恥ずかしい。

それでも、拒絶反応を示したまま、同化できない行動がある。それは、スーパーなどで「購入前に商品を開けて食べること」。はじめその光景を見たときは、その人だけだと思っていたけど、いるわ、いるわ。スーパーに行くたびに、キャッシャーで並んでいるときにジュースを開けて飲んでいる人やガムを食べる人を見かける。もちろん、彼らは空けた商品の袋を出して、ちゃんと支払っているから「泥棒」や「万引き」ではない。でも、キャッシャーまで待ちきれずに、買い物カートを押しながら、どうどうとパンの袋を開けて食べる人もいる。しかも、立派な「おとな」が。私の子供がカートに入れたお菓子を欲しいと泣き叫んだとき、私の耳元で小悪魔が「開けちゃえば?みんなやっているんだし」とささやいたが、支払うまではダメダメと子供に言い聞かせた。

商品を購入する前に全部食べちゃったら、払わずに隠し通す事だってやろうと思えばできる。そんなこと分かっているけど、食べている人を見て注意するスーパーの人も見たことがない。スーパーがそこまで監視できる体制がないのか、やる気がないのか、あるいはお客を信じきっているのか、理由は分からないけど、この行動、いかがなものだろうか?

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