サントドミンゴに二つ目の動物園?
今、ここでちょっとした話題になっているのが、サントドミンゴにおける動物園の新設問題。現在のサントドミンゴ特別区市長が、市内のど真ん中に新しく動物園を作ろうと構想している。というより、既に建設が始まっている。
なんでも、新しい動物園には、イグアナや鳥、サルのほか、絶滅危惧に瀕している動物を現在の北部にある動物園(Zoodom)から移動するとか。この新しい動物園を既存の国立音楽堂の敷地内に作っているのだが、市長はこの敷地を多くの市民が訪れることができるアミューズメント・ポイントとしたく、動物園のほかに市民体育館や自転車道、ジョギングコースを設置する予定。その他、夜間も訪問可能なように電灯も整備するらしい。
ただ、この構想に関しては人々からいろんな意見が出ている。
実は、既存のZoodomは1975年にこの敷地から現在の場所に移されたという経緯がある。これは、市内の騒音や夜間の光が動物に悪影響を及ぼしたり、音楽コンサートが曜日を問わず開催されることから、動物園の閉園日を設けることができないという懸念からで、これは今でも変わらない。むしろ、住宅は以前に増して密集し、車の数も多くなっており、騒音ももしかしたら増大しているかもしれない。また、現在の動物園のほかに新設するということで、その人件費や管理費も無視できない。その問題が解決できていないまま、再び同じ敷地に動物園等の施設を作ろうとしている。動物好きな市長だから仕方ない?!
ちなみに、既存の動物園は市民の散歩や憩いの場所(?)になっている。いわゆるサファリパーク的に自然の林の中に動物がいるのだが、125万㎡という広大な敷地に動物が自由きままに棲んでいるので、動物を探すのが大変とか。いかにも、ドミニカらしい。
Zoodomへのアクセス方法や開園日はHPを参照してください。
(8月のお題"動物園・水族館")
8月8日の情報によると、この動物園新設企画、どうやらポシャッたみたい。新聞記事に批判が載ったから?
いずれにせよ、しっかり検討してから動き始めて欲しいですよね。
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