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ドミニカ共和国/サント・ドミンゴ特派員ブログ monalisita

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2012年11月29日

海外生活における子供の外国語能力


海外生活における子供の外国語能力

日本人の国際結婚率が年々増加しているそうだが、私もその一人。今、5歳の長男と、1歳の次男、そしてハイチ人の主人と一緒にドミニカ共和国で暮らしている。


海外で家族と生活していると、決まって「お子さんは何語をしゃべるの?」と質問される。我が家はこれまた特殊で、住んでいる国の言語と両親の母国語が全て異なる。つまり、私にとっては日本語が母国語、主人はクレオール語が母国語、フランス語が公用語。そして、生活しているドミニカでは、スペイン語が国語。夫婦間では英語で会話し、私と子供は日本語、主人と子供は英語やスペイン語で会話するといった極めて特殊環境。


様々な言語が飛び交う中での生活は、子供が戸惑うので良くないのではと心配したが、子供にとってはなんのその。頭がスポンジのように柔らかいだけあって、器用に日本語、スペイン語、そして少しばかりの英語を使用する。しかも、人によって使い分けられるのが我が息子ながらすごい!ちょっと親バカじゃない?と言われるかもしれないけど、高額なお金を払って何年もかけて英会話学校に通い、アメリカへ留学し、ソコソコの英語能力を習得した私とは、比べ物にならないほど習得速度が早い。私は意を決して、去年からフランス語を習い始めたものの、悲しいかな、頭に入った途端に出ていってしまう...


とは言え、息子自身も幼いながら始めは困惑していたに違いない。長男が言葉を発し始めた時期は、普通の子よりも遅かった。1歳を過ぎた頃から現地の幼稚園へ通い始めたところ、小規模幼稚園で先生とマンツーマンで教わることにより喋り始めたスペイン語も、2歳半で中規模幼稚園へ変えたところ、再び無口になってしまい、その後1年間は口を閉ざしたまま。家ではひっきりなしに喋るにも関わらず、幼稚園では先生や友達と話せない期間が続いた。しかし、先生の喋ることは完璧に理解していたし、友達とも問題なく遊んでいたので、私は「時間の問題だろう」と特に心配しなかった。逆に、言語なしでも人間はコミュニケーションが取れるし、その適応能力は大人よりも子供が高いことを実感した。先生からの「家でもなるべくスペイン語で会話して下さい」という助言も無視し、家では日本語で会話し続けている。これは、彼に日本語を母国語にしてもらいたいという、私の強い願いからである。


と同時に、3歳半から補習授業校の幼稚部に入園した。ドミニカには日本人学校はないが、補習授業校と言って、日本人がいずれ帰国する日本人のために日本語で国語と算数を週2回教える学校がある。現地の幼稚園とは大違いで、先生や友達とも初日から会話ができたのは、日本語能力が長けていたからというよりも、その和やかな環境が息子の緊張を解きほどいたところが大きい。その当時の彼の日本語は、スペイン語の影響で語順がめちゃくちゃだったし、何を言いたいのか意味不明な発言が多かったけど、それでも、何かを伝えたいという意志があり、それができる環境だったから、発言できたのだと思う。おかげで、第1日目から補習校が大好きになり、その後日本語能力もぐんぐんと伸びている。


そうこうするうちに、現地の幼稚園でも喋れるように。今まで頭に溜め込んでいた言葉がポンポンと出てきて、あっという間にスペイン語も達者に。私が息子から学ぶ言葉も増えてきた。


まさに「案ずるより産むが安し」。子供の言語習得能力は我々の想像を上回る。もちろん、吸収するのは言語だけではない。ドミニカと日本の社会の様々な出来事を観察して、学んでいる。スーパー内で購入前のパンやお菓子を食べている人に、「あれ、いけないんだよね」と私に確認。「そうね、注意しようか?」と言うと、「スーパーで食べちゃだめだよ!」と大声で喋るので、こっちが恥ずかしくなるけど、それはその通りだし、日本語だから相手には分からないんだと一方でホッとしたり。


彼の今後の成長は楽しみだし、次男が長男と同じような経過をたどるのかどうかを見ていくのも、また楽しみである。

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カテゴリー 生活・習慣・マナー
2012年11月29日
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