航空ショーの光と影
先週の週末4月6,7日は、サントドミンゴ市の海沿いの道路マレコン通りが大賑わい。年に一回開催されるカリブ航空ショー が開催されていたせい。もう今年で4回目の航空ショーであるけれども、実はドミニカ在住6年目の私は今回が初の見物。周りの人から「すごいよ~。エキサイティングよ~。」と聞いていたし、小さい子供も飛行機に興味が出てきたので、初日である6日に、友人と一緒に行ってみた。
案の定、ショー開催場に近づくほど、路上駐車の長い列。ショーの見物が無料ということもあって、多くの人が集まる、集まる。駐車スペースを探していると、「あ~!きたきた!」「お~、落ちてる!」の声。もう、既にショーは始まっている。
テレビで見たことはあったけど、実際に目の前で見るのは初めて。この空中アクロバットは、本当にすごい。パイロットたちは無重力状態や逆に何Gもの圧力を受けての飛行を繰り返しながら、頭の中は一体どうなってしまっているんだろう、とふと考えてしまう。飛行機の上部に女性が立ってパフォーマンスをし、そして最後にはパラシュートを開いて降りてくるなんて、考えられない!また、2機の飛行機が上下、左右に飛び回り、クラッシュしそうなほど間近にすれ違ったり、かわいいハートマークを煙で作ったり。もちろん、見物客は大満足。
夕方6時を過ぎて、暗くなり始めたら、いよいよファイナル。今まで飛んでいた11機の飛行機たちが一斉に飛行を披露。これも、また素晴らしい!
この超豪華なショー、観客は楽しめるけど、パイロットにとっては大きな危険が隣りあわせであることも事実。翌日日曜日に開催されたショーでは、ドミニカ人が操縦する1機が観客を喜ばせようとアクロバットを行おうとしたが、十分な高度と速度を保持できないまま降下。回復できずに、海へそのまま墜落。惜しくも2名の若いパイロットの命を奪ってしまった。観客は歓声から悲鳴へ。悲しい出来事に暗転してしまった。
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