サンパウロ特派員 新着記事
移民の国ブラジルには、色々な国にまつわる地域があります。
サンパウロ州内のオランブラ市はオランダ移民が作った都市で、
この名前はHOLanda+AMerica+BRAsil=Holambraから来ています。
そのため、景観や食などにオランダ文化が残っていて、サンパウロにいながらオランダの雰囲気が楽しめます。
また花の栽培が盛んな町で、ブラジルの輸出用の花の多くはここで生産されており、
毎年8〜9月にはExpofloraという花祭りも行われることで有名です。
サンパウロ市内から車で2時間ほど(135km)と近く小さな町なので、日帰り旅行にもぴったり。
町のシンボルマークの風車。9階建、高さ38.5メートルという大きさは南アメリカの風車で最大だそう。
オランダ人が移民してきたときに本国の風車を忠実に再現する形で建てられました。
中には階段がついていて展望台まで登ることができます。
公衆電話は木靴の帽子がついています!
オランダ土産の木靴や陶器製品も買えます。
標識にはチューリップが使われていて可愛らしい。
オランダ移民の歴史は移民博物館で学べます。
私はここで初めてオランダ料理を食べました。
りんごとお肉の炒め物、マッシュポテト添え。
広々として気持ちが良い公園。
よく見ると、湖には野生のカピバラ!
花祭りExpofloraには毎年3万人以上もの人が訪れます。
しかし花祭りではない時でも、大きなお花のマーケットがいくつかあるので是非立ち寄りたいスポット。
市内とはちょっと違った場所で一息つきたいときの目的地としていかがでしょうか。
今年のExpofloraは8月24日〜9月24日開催予定です!
サンパウロはもうすぐ春です。
ということは一応まだ冬のはずですが、ここ数日、30度を超える日が続いています。
こちらの冬は、東京と比べると全然ではありますが、寒い日は寒く、15度くらいになる日もあります。
というわけで、やっぱり暖かくなるのは嬉しいものです。
そんな今年、春の訪れを私に告げてくれたのは、美しい自然ではなく、ちょっとびっくりする生き物でした。
それは、羽アリ。(現地では「クッピン」と呼びます。)
ある日散歩していると、どこからか大きめな花粉のようなものがふわふわ〜と漂って来ました。
「春だからな〜」と思っていたら何と、クッピンの大群。
頭の上で手をバタバタさせてアリを避けながら大群が過ぎ去るのを待つのはちょっとした恐怖でした。
そしてそれから数日後、薄暗くなって来た夕方にパソコンをつけていると、
明るい画面の前にクッピンが一匹飛んで来ました。
「まさか!」、、、いや〜な予感をして顔を上げると、
ベランダを照らす電球の周りに何十匹ものクッピンが集まっていました!!
マンションの上の方に住んでいたためか、これまで被害にあったことはないのですが、
ブラジルに来て以来初めてのクッピンの襲来でした。
この羽アリは木を食べるので、家具が食われたら大変です!
急いで窓を閉めて、以前聞いた撃退法を試してみました。
その方法はこちらです。↓
部屋の全ての明かりを消して、一箇所だけにランプを灯し、
その下にバケツを置いて水を張る。
するとどうでしょう。
たくさん取れました。(本当は殺したくなったたけれど、やむなし。。。)
暖かくなってくる時期の夕方は、窓を閉めた方が良いサンパウロです。
「ブラジルの秘境!シャパーダ・ジアマンチーナで絶景を堪能(前編)」の続きです。
ツアー2日目も感動的な光景に出会えました。
ポッソ・エンカンタードと呼ばれる地底湖。地上から70m程下った洞窟の中に地底湖があります。
決まった時間だけ光が差し込み、深さ60mもある底まで透き通って見える青色の水は神秘的な美しさ。
そちてこちらの地底湖ポッソ・アズール(青の泉)では、泳ぐことができます。何十メートル下まで透明な地底湖。
シュノーケルをつけて浮かぶと、空を飛んでいるかのような気持ちが味わえます。
遠くまで旅しただけあり、食べ物も独特で美味しかったです。
左:ゴドー・ジ・バナナ(名物料理バナナの煮込み)
中:カカオジュース(ブラジルでも飲める場所は少ないです!)
右:パウマサボテン(炒めて食べます)
特にジュースは種類が豊富!
サンパウロではなかなか飲めないカカオ、マンガーバ、カジャ等等美味しい味覚に出会えました。
観光拠点となる街、レンソイスは可愛らしい小さな街。
夜でも安心して歩ける感じでした。
レストランが並ぶ中心街は観光客や路上ライブで賑わっていました。
行くのは大変ですが、行く価値あり!な観光地、シャパーダ・ジアマンチーナでした。
観光地のメインとなる洞窟は光の差し込む時間が決まっているので、タイミングを見計らって行くのがオススメです。
(目安:ポッソ・エンカンタード→4月始め〜9月頭、ポッソ・アズール→2月〜10月半ば等)
絶景の中で空を飛ぶ気分を味わう観光客も多数。