まいど、サンパ食堂でーす!(2)――母乳の味方『CANJICA(カンジッカ)』

公開日 : 2007年04月25日
最終更新 :
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安くて美味い、ブラジル庶民に愛されている味―――。

レストランでは体験できない極上グルメを、“Sampa(サンパ=サンパウロの愛称)の食堂”と銘打ってご紹介しています。

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夕方6時ごろ、大学へ向かう途中でいつも見かけるおじさんがいます(写真)。

どうやら、このおじさんの通り道は決まっているよう。

近所に住んでいる人たちが親しそうに、

「Tudo bem?(元気?)」

と、おじさんの肩を叩いてあいさつします。

おじさんがネコ車で運んでいるのは『CANJICA(カンジッカ)』、ブラジル庶民が愛するトウモロコシのデザートです。

黄色ではなく真っ白なのは、Amido(でん粉)を取り除いて精製されたトウモロコシを使うから。

作り方も簡単です。

市販の『CANJICA』用トウモロコシを一晩水に漬けて軟らかくして煮ます。

そこへココナツミルク、コンデンスミルク、荒削りココナツ、牛乳、シナモン、砂糖を加えるだけ。

器に盛り、焼きアーモンドのスライスをのせると、さらに香ばしさが広がります。

ところで、ブラジルの母親たちの間では、『CANJICA』は母乳にいいと言われています。

「トウモロコシが母乳にいいの?」

と最初は思いました。

でも、どうやら、『CANJICA』と一緒に乳類をたっぷり摂り入れるので、そのような言い伝えが生まれたようです。

ミルクのように真っ白な姿も、何となく母乳を思い出させますよね。

というわけで、おじさんは鍋の中の『CANJICA』をじゃじゃっとコップに入れます。

そして、お好みでココナツ、シナモン、コンデンスミルクをトッピング・・・・・・。

甘くて素朴な味、これははまりますよ。

インフォメーション:

『CANJICA(カンジッカ)』おじさん

時間:午後5時過ぎ

場所:Bela Vista(ベラ・ヴィスタ)区のPedroso(ペドローゾ)界隈に出没

地下鉄São Joaquim(サン・ジョアキン)駅近く

値段:小R$0.75、中R$1.00、大R$1.50

[参考資料]

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