6月の風物詩、FESTA JUNINA(フェスタ・ジュニーナ)

公開日 : 2007年06月20日
最終更新 :
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6月の風物詩といえば、FESTA JUNINA(フェスタ・ジュニーナ)。

ブラジルではカトリック教に基づいた祝い事が多いのですが、クリスマス、イースターに続く三大イベントとして挙げられるのが、São João(聖ジョン)という聖人の日。

6月は今週末の24日に控えたSão Joãoのほかにも、13日のSanto Antônio(聖アントニオ)、29日のSão Pedro(聖ペドロ)と、聖人の日が目白押しなのです。

「せっかくだから、みんなまとめてお祝いしよう!!」

ということなのでしょう。

3聖人のお祭りがフェスタ・ジュニーナとなって、ブラジル各地で開かれるようになりました。

ちなみに、ある民俗学者の研究によると、もともとの発祥は、キリスト教が誕生するずっと前だそう。

エジプト人やシリア人、ギリシア人、バビロニア人たちのような北半球の民族が6月に夏至を迎えるにあたり、豊穣を祈願する祭りを開いたのが始まりとのこと。

それがポルトガルに流れ、ブラジルに入植する際にこの祭りも持ち込んだといわれています。

このフェスタでの服装はCaipira(カイピーラ=田舎者)スタイルが定番。

男性はタータンチェックのシャツにネッカチーフ、ぼろぼろのジーンズに麦藁帽子、眉毛をつなげ、もみ上げとちょび髭を顔に描きます。

女性もチェック柄のワンピースにエプロン、髪の毛を三つ編みにし、りんごほっぺにそばかすの化粧(写真)。

そして、彼らによる結婚式の寸劇の後、みんなでフォークダンスを踊るのです。

フェスタに出てくる食べ物は、とうもろこしを素材にしたものがメイン。

とうもろこしの塩ゆで、ポップコーン、Pamonha(パモーニャ)というとうもろこしの粉を蒸かしたもの。

あとはピーナッツを利用したお菓子やポン・ジ・ケイジョなど、とにかく素朴な料理が並びます。

さて、6月も半ばを過ぎましたが、まだまだ、お祭りは続きます。

学校や地域コミュニティー単位で開かれていますが、サンパウロ市内なら、サッカーで有名なパウメイラス・スポーツ協会で、7月1日まで毎週末、フェスタ・ジュニーナが楽しめます。

『Katinguelê』『Samprazer』『Art Popular』など有名バンドと一緒に、Pagode(パゴーヂ)やForró(フォホー)、Sertanejo(セルタネージョ)で大いに盛り上がりましょう!

詳しくは下記をご覧ください。

インフォメーション:

日時:6/23・24・30 7/1 17:00〜22:00

住所:Rua Padre Antônio Tomás, 72 – Água Branca

電話:11-3874-6500

入場料:会員無料、非会員R$10.00

学生・高齢者は半額(身分証提示)

[参考資料]

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