6月の風物詩、FESTA JUNINA(フェスタ・ジュニーナ)
6月の風物詩といえば、FESTA JUNINA(フェスタ・ジュニーナ)。
ブラジルではカトリック教に基づいた祝い事が多いのですが、クリスマス、イースターに続く三大イベントとして挙げられるのが、São João(聖ジョン)という聖人の日。
6月は今週末の24日に控えたSão Joãoのほかにも、13日のSanto Antônio(聖アントニオ)、29日のSão Pedro(聖ペドロ)と、聖人の日が目白押しなのです。
「せっかくだから、みんなまとめてお祝いしよう!!」
ということなのでしょう。
3聖人のお祭りがフェスタ・ジュニーナとなって、ブラジル各地で開かれるようになりました。
ちなみに、ある民俗学者の研究によると、もともとの発祥は、キリスト教が誕生するずっと前だそう。
エジプト人やシリア人、ギリシア人、バビロニア人たちのような北半球の民族が6月に夏至を迎えるにあたり、豊穣を祈願する祭りを開いたのが始まりとのこと。
それがポルトガルに流れ、ブラジルに入植する際にこの祭りも持ち込んだといわれています。
このフェスタでの服装はCaipira(カイピーラ=田舎者)スタイルが定番。
男性はタータンチェックのシャツにネッカチーフ、ぼろぼろのジーンズに麦藁帽子、眉毛をつなげ、もみ上げとちょび髭を顔に描きます。
女性もチェック柄のワンピースにエプロン、髪の毛を三つ編みにし、りんごほっぺにそばかすの化粧(写真)。
そして、彼らによる結婚式の寸劇の後、みんなでフォークダンスを踊るのです。
フェスタに出てくる食べ物は、とうもろこしを素材にしたものがメイン。
とうもろこしの塩ゆで、ポップコーン、Pamonha(パモーニャ)というとうもろこしの粉を蒸かしたもの。
あとはピーナッツを利用したお菓子やポン・ジ・ケイジョなど、とにかく素朴な料理が並びます。
さて、6月も半ばを過ぎましたが、まだまだ、お祭りは続きます。
学校や地域コミュニティー単位で開かれていますが、サンパウロ市内なら、サッカーで有名なパウメイラス・スポーツ協会で、7月1日まで毎週末、フェスタ・ジュニーナが楽しめます。
『Katinguelê』『Samprazer』『Art Popular』など有名バンドと一緒に、Pagode(パゴーヂ)やForró(フォホー)、Sertanejo(セルタネージョ)で大いに盛り上がりましょう!
詳しくは下記をご覧ください。
インフォメーション:
日時:6/23・24・30 7/1 17:00〜22:00
住所:Rua Padre Antônio Tomás, 72 – Água Branca
電話:11-3874-6500
入場料:会員無料、非会員R$10.00
学生・高齢者は半額(身分証提示)
[参考資料]
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