『81ª FESTA NOSSA SENHORA ACHIROPITA』――イタリアンを召し上がれ
イタリア移民が多く住むRua Treze de Maio(トレーゼ・デ・マイオ)とRua São Vicente(サン・ヴィセンテ)という道を一部閉鎖、フォガッツァやフリカッツァ、スパゲッティ、ピッツァ、ホットワインなど35の屋台が建ち並びます。
屋台料理は一皿5レアル程度なので、次から次へと手を伸ばしてしまいます。
そのほか、ノッサ・セニョーラ・アキロピッタ教会内に予約制のトラットリアがオープン。
ここではイタリア音楽の生演奏を聴きながら、パスタとビュッフェの食べ放題が楽しめます。
フェスタには期間中約20万人の来場者が見込まれ、小麦粉とスパゲッティがそれぞれ1万キロ、4500缶の油、モッツァレラ・チーズと粗引きソーセージ、肉がそれぞれ5千キロ、1万リットルのワイン、そして、ビールと清涼飲料それぞれ1万5千リットルの消費が予想されています。
移民大国ブラジルでは、最大級のイタリアンの祭典。
どうぞ、お召し上がりください。
『ノッサ・セニョーラ・アキロピッタ』の由来は「つづき」をクリック!
インフォメーション:
『81ª FESTA NOSSA SENHORA ACHIROPITA』
開催期間:8月4日〜9月2日の毎週土日
(土曜日=18:00〜24:00、日曜日=18:00〜23:00)
Rua treze de maio, 478 - Bela Vista - São Paulo
トラットリア:
予約・問い合わせ:月〜金 18:00〜21:00
電話:11-3283-1294
金額:
土曜日=40レアル、パスタとビュッフェ食べ放題
日曜日=20レアル、パスタのみ
E-mail:achiropita@achiropita.org.br
http://www.achiropita.org.br/
[ノッサ・セニョーラ・アキロピッタの美しい物語]
西暦580年、大海原を航海していたマウリシオ船長が遭難し、大声でマリア様に助けを求めた。
「もし助けてくださいましたら、大きな聖堂を建てますから!!」
すると、奇跡的にも順風が吹き、船長は助かった。
マウリシオ船長はある村でエフレン修道士と出会った。
修道士は「風があなたをこの地に寄越したのではありません。マリア様です。あなたが皇帝に選ばれた時に大聖堂を作られるように」といった。
2年後、修道士の予言通り、マウリシオ船長は皇帝になった。
そして、Rossano Cálabroの地に大聖堂が建立された。
ある偉大な芸術家がマリアの肖像を描き始めたが、昼間に描いた像が夜には消えるという現象が起きた。
そこで、夜間に絵を消しているいたずら者の侵入を防ぐため、用心棒が置かれた。
ある夜、子どもを抱いた美しい女性がやって来て、中に入って祈りを捧げさせて欲しいと頼んできた。
女性は根気よく頼み続け、ついに中に入らせてもらった。
用心棒たちは考えた。
「あの優しい女性にどんないたずらができようものか?」
長い時間が過ぎても、女性は教会から姿を現さなかった。
不審に思った用心棒がなかに入ってみると、なんと、マリア様の絵のところに女性と子どもがスタンプを押したように描かれていた。
「Nossa Senhora Achiropita (a-kirós-pita)!!」
(アキロピッタ=「人間の手で描かれていない」の意)
用心棒は大声で「ノッサ・セニョーラ・アキロピッタ!!(私たちのアキロピッタ様)」と叫びながら教会を飛び出した。
以後、8月15日を「ノッサ・セニョーラ・アキロピッタ」の日とし、イタリアとブラジルで祝われている。
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