2008年6月18日、移民100周年

公開日 : 2008年06月16日
最終更新 :
DSC_0028.jpg

1908年6月18日。

781人の日本移民を乗せた笠戸丸がブラジルのサントスに入港しました。

船の後尾に描き出された波模様をみて、移民たちはどのような決意をしたのでしょうか(写真1)。

DSC_0035.jpg

笠戸丸が着岸したのは午前9時半ごろだそうです。

上から2番目の写真が、日本移民たちが上陸した14番埠頭のあたり。

現在の16番埠頭です。

移民たちはここからValongo(ヴァロンゴ)駅へ行き、サンパウロ市内にある移民収容所へと向かいました。

Valongo駅は今、サントス市観光局となっています。

DSC_0048.jpg

3番目の写真はサントスのコーヒー博物館に展示されている笠戸丸のパネルです。

日本移民を語る際に外せない船ですが、もともとはイギリス生まれ、ロシア船籍の貨客船。

日露戦争中に日本海軍が捕獲して、「笠戸丸」と名づけられたそうです。

DSC_0047.jpg

最後の写真も同じく、コーヒー博物館のパネル。

コーヒー農園の作業者たちの集合写真です。

あれから100年、数々の苦難を経て、日本移民たちはブラジルでの地位を確立しました。

現在、この国には150万人ともいわれる世界最大の日系人社会があります。

私も、先人たちが血と汗と涙を流しながら、ブラジルの大地で懸命に生きてきたことを胸に刻んで、6月18日を迎えたいです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。