ブラジルの大学、世界での評価はいかに?
日本のオンライン新聞を読んでいて、このほど、中国の上海交通大学高等教育研究所が『2008年世界の大学学術ランキング・トップ500』.pdf)を発表したことを知りました。
このランキングはノーベル賞などを受賞した卒業生や教員数、各分野で引用回数が多い教員数、「ネイチャー」など科学誌への発表論文数などを得点化して作成したそうで、教育関係者からも信頼のおけるデータとされているようです。
まず、世界の大学の王座を勝ち取ったのは、アメリカのハーバード大学。
日本の最高学府、東京大学は19位、京都大学は23位に食い込んでいました。
そこで気になるのが、我らがブラジルの大学です。
この国で最も難関とされるサンパウロ総合大学(USP)は101〜151位、サンパウロ州立カンピーナス大学(UNICAMP)は201〜302位、ミナス・ジェライス連邦大学(UFMG)とリオ連邦大学(UFRJ)は303〜401位、サンパウロ州立大学(UNESP)とリオ・グランデ・ド・スル連邦大学(UFRGS)は402〜503位に入っていました。
ランキングにブラジルの私立大学の名前は一つもありませんでした。
このようにスコアカードだけを並べられると、ブラジルの学術レベルはいまいちだと思ってしまいます。
でも、こちらの大学のメリットは、広大なキャンパスでのびのびと勉学に励み、一歩外に出れば多様性に富んだフィールドが待っていること。
この環境の豊かさは何にも替えられません。
受験者はもちろんのこと、それを支える先生や家族の皆さんも心配で夜も眠れない日々が続くと思いますが、どうぞ、頑張ってくださいね!
(写真はUSP構内文学部の建物前にて撮影)
[参考資料]
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