まいど、サンパ食堂でーす!(9)ーー街角の隠れプリン
安くて美味い、ブラジル庶民に愛されている味―――。
レストランでは体験できない極上グルメを、“Sampa(サンパ=サンパウロの愛称)の食堂”と銘打ってご紹介しています。
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先日、ブラジル在住の日本人の友だちとランチを食べに行きました。
ポルキロ(量り売り)レストランで好みの料理を皿に盛り、窓際の席に落ち着きました。
後は食べながら、ぺちゃくちゃとおしゃべり、2人とも海外暮らしにまつわる愚痴や笑い話が尽きません。
一息ついたところで、私が
「別のところでコーヒーを飲みに行こうか」
と誘うと、彼女が、
「プリンを食べに行こう!」
と言いました。
「ほほう……」
日本人の特に女性は食べ歩きが大好きで、素敵な店をよく知っています。
私は淡い期待を抱いて、彼女について行きました。
「ほら、ここ!」
彼女が入っていった店は看板もありません(写真上)。
「ここのプリンが美味しいんだよ」
お店はごく一般的なLanchonete(食堂)で雑然とした雰囲気、周囲のブラジル人はライスにフェジョン(豆の煮込み)、ビーフというブラジルの定番ランチを食べています。
私はだまされたつもりでプリンを注文、そして、出てきたのがこちら(写真下)。
「お、美味しい……」
一口食べて、私はそれ以上の言葉を失いました。
「でしょう?」
友だちも嬉しそうにプリンを口に運びます。
「でも、誰がこんなところのプリンが美味しいって発見したの?」
私が訊くと、
「よく分からないけど、別の日本人の友だちに『ここのプリンが美味しい』って教えてもらって、食べたら本当に美味しかった」
と彼女は言っていました。
しかし、普通、食堂でプリンはあまり注文しないですよね。
私は、最初にこの店のプリンの美味しさを発見した人に会ってみたいです。
インフォメーション:
『Restaurante & Lanchonete Gênova』
住所:Al. Santos, 77 - Cerqueira César - São Paulo
電話:11-3262-4324
価格:プリン 3レアル
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