ブラジル経済、クリスマス商戦に期待
来週から12月が始まります。
ブラジルの年末行事といえば、クリスマス。
街は少しずつ緑と赤のクリスマスカラーに彩られ始め、ショッピングセンターにも真っ白な髭をたくわえたサンタさんが登場するなど、サンパウロ市民の心を和ませています(写真)。
さて、今年は9月に米大手証券破綻に端を発した金融危機のせいでクリスマス商戦も鈍るのではないかという懸念がありました。
今月初めのオンライン新聞『FOLHA ONLINE』の報道によると、確かに、ブラジルの輸出額は9月から10月にかけて7.5%減、185億1200万USドルとなりました。
また、クリスマス時期によく売れる食品や飾り付けなどを含む消耗品の輸入も同じく13.4%減、昨年同時期と比べても、2007年10月は35%の伸びがあったのに、今年は11.7%増に留まっているなど、ブラジル経済に少なからず影響を与えています。
ただ、一方で、私たち一般消費者にはほとんど影響はないという見方も。
開発工業貿易省(MDIC=Ministério de Desenvolvimento, Indústria e Comércio Exterior)の関係者は、
「一般消費者がブラジル国内で作られた良質な製品に目を向けるチャンス」
と楽観視しています。
サンパウロのショッピングセンターの小売店も、金融不安が広がる今だからこそ、クリスマス商戦に期待を寄せているようです。
今年のクリスマスプレゼントも奮発するか、それとも、気を引き締めていくか……
私たち消費者も悩みどころですね!
[参考資料]
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