休暇で混み合った海岸、迷子に注意!
2009年に入って、あっという間に10日も経ちました。
ブラジルでも、年末年始の休みを利用して、旅行や里帰りをした人がたくさんいたと思います。
そろそろ職場復帰や新学期の準備で忙しくなる頃ですね。
「子どもは『休暇中』と『行き慣れた場所』で行方不明になりやすい」
年明け早々にこんな見出しのオンライン新聞記事をみつけました。
ブラジル行方不明児捜索保護協会(Associação Brasileira de Busca e Defesa a Crianças Desaparecidas =ABCD)によると、行方不明の子どもの多くは、学校帰りや近所のパン屋に行く途中など、行き慣れた場所で行方不明になり、休暇中にはその数がさらに増えるのだそうです。
サンタ・カタリーナ州の海岸では、親たちが人混みのなかで行方不明になった子どもと再会するための、ある習慣があります。
砂浜で子どもを見失った場合、海際から手を叩きながら歩いていきます。
すると、親たちが通る場所にいる人たちも一緒に手を叩き始めるのです。
みんなが手を叩くことで他の海水浴客の注意を引き、子どもを見つけやすくなるというわけです。
サンパウロ州の海岸でも、3年以上前から同じようなアイデアが存在します。
グアルジャーにある「Anjos do Verão」というボランティア団体は、迷子が現れた時、同団体の待ち合わせ場所まで迷子を連れて行きます。
子どもや家族の名前などを聞いた後、ボランティアと軍警察官、ライフ・セーバーたちが手を叩きながら海岸より出ていきます。
彼らの目標は5分以内に迷子を親元へ返すことだそうです。
ブラジルでは、これからもしばらくは海岸が混み合います。
子連れでお出かけの際は十分注意してください。
(写真説明:混み合った海岸では迷子に要注意!)
[参考サイト]
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