ブラジルでの魚釣りは免許が必要
アマゾン(Bacia Amazônica)やトカンチンス・アラグアイア(Tocantins-Araguaia)など大規模な水系を有すとともに、壮大な南大西洋に面した釣り天国のブラジル。
でも、この国で釣りを楽しむには「Licença para Pesca Amadora(釣り愛好者免許)」が必要だということをご存知でしょうか。(写真サンプル)
この免許は、ブラジル環境・再生可能天然資源院(Instituto Brasileiro do Meio Ambiente e dos Recursos Naturais Renováveis=IBAMA)が発行するもので、個人でブラジル国内の海岸、河川、湖、人工池などで釣りを楽しむ際、まず、手にしておかなくてはなりません。
リール・ルーレットを使用する釣り、船釣り、潜水釣りを行う人が対象で、免許手数料はカテゴリー別に、
カテゴリーA(陸釣り):20レアル
カテゴリーB(船釣り):60レアル
カテゴリーC(潜水釣り):60レアル
となっています。
なお、カテゴリーBはカテゴリーAを含み、カテゴリーCはカテゴリーBを含みますので、カテゴリーB以上の人が免許を複数取得する必要はありません。
年金生活者や65歳以上(女性は60歳以上)のお年寄りは無料です。
これらの手数料は、将来的に連邦政府や州政府が水産資源を保護したり、環境管理計画を行ったりするために利用されるそうです。
釣り愛好者は、釣行の際、必ずこの免許を携帯します。
そして、禁漁されている期間や魚類、数量、大きさなど数々のルールを守らなければいけません。
もし、Polícia Florestal(森林警察)などに免許を持っていないことが見つかったり、禁止事項に引っかかる行為をしたりすると、釣り道具を全部没収されたり、罰金を払わないといけなくなったりすることもあるとか。
かけがえのない自然を大切にしながら、釣りを楽しみたいですね。
釣り愛好者免許は最寄りの釣り道具店などで申し込みができるほか、インターネットでも簡単に手続ができます。
詳しい情報はIBAMAサイト(ポルトガル語)をご参考ください。
[参考サイト]
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