巨大砂時計登場、8月7日の禁煙条例へ秒読み

公開日 : 2009年07月30日
最終更新 :
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7月27日、パウリスタ大通りの始点近くにあるPraça Oswaldo Cruz(オズワルド・クルス広場)に大きな砂時計が出現しました。(写真)

砂時計の上部には禁煙条例のシンボルが設置され、中には1本のタバコがあり、時間が経つにつれて、タバコが埋もれていく仕組み。

実はこれ、8月7日の禁煙条例施行日に向けてカウントダウンをしているのです。

サンパウロ市のパウリスタ大通りのほかに、カンピーナスやリベイロン・プレット、サントスの各都市にも設置されているそうです。

禁煙条例は、映画館やレストラン、職場、学校、教会、ホテル、商業ビル、銀行、スーパーマーケット、文化・スポーツ・レジャー施設、バス、タクシーなど、ありとあらゆる公共・民間の不特定多数が利用する閉鎖空間での喫煙を禁止する条例。サンパウロ州議会により、今年4月7日に可決されました。

サンパウロ州政府はProcon(消費者保護機関)とCentro de Vigilância Sanitária(保健衛生検査センター)によって適用される罰金は792.50レアル〜1585.00レアルとしています。

罰金は施設の管理責任者に課せられ、各管理責任者は、同条例についての警告を施設内に設置しないといけないそうです。

この条例に基づき、愛煙家は街頭で閉鎖されていないところや個人のスペース(住宅や車など)のなかでのみ喫煙することになります。

職場にタバコを吸う従業員がいる場合、管理責任者はその従業員に対し、喫煙場所の指導をしないといけないのですが、ここで一つ疑問が・・・・・・

管理責任者は、従業員がタバコを吸うために職場を離れている間の業務ロスをどうみるのでしょうか。

それとも、業務ロスを認めないとして、職場に縛りつけたとすると、タバコが吸えなくてイライラしてしまい、その従業員は仕事がはかどらなくなることもあり得ますね。

ちなみに私はタバコを止めて4年になる元愛煙家です。

今の私が言えることは、タバコは健康的にも経済的にもあまり得することがないということ。

タバコを止めても、慣れてしまえばイライラしませんし、別の形でストレス解消法をみつけてもいいかも知れません。

それに、タバコが原因で上司や部下に疎まれることがなくなるので、快適な社会生活を送れること、間違いなしです!

それから、サンパウロを旅行する人も禁煙条例を守る義務がありますので、どうぞ、お気をつけください。

[参考サイト]

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