新型インフルエンザ死亡者数、ブラジルは世界最多
世界的に猛威を振るっている新型インフルエンザ(H1N1型)。
8月下旬にブラジル保健省が行った発表によると、2009年4月25日から同年8月22日の4ヶ月間で、ブラジルでの新型インフルエンザの罹患者数が5206人、死亡者数は557人に達したそうです。
これでブラジルは、米国で確認された死亡者数522人を抜いて、世界最多となってしまいました。
8月22日以降も死亡者数は増え続け、9月2日現在、各州政府のデータによると、少なくとも604人が数えられています。
最近では、ゴイアス州のサンクレルランジア市長が新型インフルエンザで死亡したことがブラジル国民に衝撃を与えているようです。
南半球のブラジルの季節は冬で、特に南東地方は空気が乾燥しているため、新型インフルエンザが猛威を振るっています。
サンパウロではここ数日前から陽気がよくなってきていますが、だからといって、油断は禁物。
職場やレストラン、病院の待合室にはジェル状のアルコールが設置され、外出後のうがい、手洗いが励行されています。
ブラジル政府は、特に妊婦や子ども、お年寄り、また、喘息などの持病を抱える人たちに対し、空港やショッピングセンターなど不特定多数が集まる閉鎖された空間への出入りを控えるように呼びかけています。
この時期、ブラジル旅行を予定している人は、十分に新型インフルエンザ予防策をとってください。
(イメージ写真:サンパウロのビジネス街、パウリスタ大通りの風景)
[参考サイト]
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