サンパウロの大気汚染
サンパウロのような大都市に暮らしていると、まず、誰でもちょっと気になってしまうのが、大気汚染。
南米随一の経済都市で人口が多く、そのサンパウロ市民の多くが交通手段として自動車を多用しているからでしょうか。
ニュースサイトにあるサンパウロ州環境公社の持続性テクノロジー開発部門の専門家によると、
「大気汚染しない車なんて存在しない。全ての自動車が大気を汚す。サンパウロ大都市圏には700万台もの自動車があり、その一つ一つが大気汚染に関わっている」
と言っています。
同公社によると、2008年、サンパウロ大都市圏で一酸化炭素ガスが150万トン、炭化水素粒子が38万6千トン、窒素酸化物が36万7千トンも排出されたそうです。
その多くが普通自動車、トラック、大型ダンプ、バスやバイクの排気筒から生み出されたもの。
と、排気ガスに関わる量だけ書き出すと、素人の私はちんぷんかんぷんですが(笑)
でも、かなり大量に体に悪そうなガスが排出されているようだと実感できます。
別のポータルサイトでは大気汚染の専門家が、
「もし、サンパウロの排気ガス量を30%少なくしたら、気管支や心臓疾患で亡くなる人が一日5人減る。さらに、サンパウロ市民の寿命が半年延び、心筋梗塞になる確率が5%、肺がんになる確率が6%減少する。サンパウロは公共衛生保健において年間3億ドルも節約できる」
としています。
さて、私たち、一般市民は、何ができるのでしょうか。
理想としては、自動車の使用を少なくし、なるべく公共の交通機関を使うことですね。
あとは、慢性の気管支炎など当面の健康問題に対処する方法として、写真のような家庭用吸引器を常備しておくことでしょう。
我が家では大活躍の吸引器ですが、冗談抜きにして、サンパウロでは、一家に一台、あってもいいかも知れません。
[参考サイト]
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