サンパウロの治安はそれほど悪くない??

公開日 : 2009年11月30日
最終更新 :
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よく、「ブラジルは治安が悪い、特に、サンパウロやリオは怖い」という話を聞きます。

ブラジル公共安全フォーラムがこのほど、全国の人口10万人以上の266都市を対象に行った調査によると、12歳から29歳の青少年に対して暴力的な都市ランキングにおいて、サンパウロは192位、リオは64位。

両都市とも、意外にもランキングは上位ではないんですね。

「じゃあ、どこが一番、危ないの?」と思っている皆さん。

青少年脆弱性指数(Índice de Vulnerabilidade Juvenil=IJV)をもとに作られた青少年暴力都市ランキングのトップ10は以下の通り↓

1.Itabuna (BA)

2.Marabá (PA)

3.Foz do Iguaçu (PR)

4.Camaçari (BA)

5.Governador Valadares (MG)

6.Cabo de Santo Agostinho (PE)

7.Jaboatão dos Guararapes (PE)

8.Teixeira de Freitas (BA)

9.Linhares (ES)

10.Serra (ES)

ランキングをみると、全国に青少年に対して暴力的な都市が散らばっていますが、特に北部、北東部に多い傾向があるようです。

ブラジル公共安全フォーラム関係者は、「青少年脆弱性指数は、殺人事件数、学歴、労働市場へのアクセス、収入、居住形態など、様々な社会経済データから計算されている」としています。

ここで述べられている暴力行為は、殺傷事件のほか、交通事故、警察による虐待なども含まれています。

ちなみに、暴力的でない都市には、São Carlos(SP)、São Caetano do Sul(SP)、Franca(SP)などが挙げられています。

「なんだ、サンパウロもリオも安全じゃないか!」。

多くの方がそう考え直したと思いますが、サンパウロでもリオでも危険は迫っています。

危ない道や夜間の一人歩きはしない、見知らぬ人に声をかけられてのこのこついていかない、大金を持って歩かない、庶民的な地区でお金持ちっぽい服装はしないなど、基本的な注意は怠らないようにしてくださいね。

(イメージ写真はおなじみのパウリスタ大通りの風景)

[参考サイト]

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