ブラジルのトイレ事情
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。
さて、2010年サンパウロ特派員ブログ第一弾ですが、新年早々に臭い話でも一つ・・・・・・
ブラジルのトイレの話題です。
日本からブラジルへ旅行や赴任で来た人たちが、まず、驚くことにトイレットペーパーを便器ではなく、添え付けのゴミ箱に捨てること。
かつては下水道システムが十分ではなかったため、トイレットペーパーを流すと便器や下水管に紙詰まりが起こり、床を壊して修理をしないといけなくなると言われていたからです。
また、当時は浄化ステーションがなかったため、トイレットペーパーのかすがそのまま川や海に流れて自然を汚染することも、トイレットペーパーを便器に流さない理由となっていました。
さて、現在はというと、場所によってトイレットペーパーを流すか、流さないかが決まります。
もし、住んでいる地区の下水が浄化ステーションに送られるなら、トイレットペーパーを便器に流した方がいいとのこと。
トイレットペーパーは厚かろうが薄かろうが部分的に水に溶け、浄化ステーションに届いたトイレットペーパーのかすは、分別され、埋立地に捨てられます。
実は、トイレットペーパーをゴミ箱に捨てる方が環境によくないという見方もあるようです。
トイレでゴミ箱に捨てられたトイレットペーパーは、プラスチックのゴミ袋に入って埋立地に捨てられるので、ゴミ袋が自然分解されるのに何十年もかかるのです。
(写真は私の友人が撮影した公衆男子便所の様子。汚いですね〜!)
[参考サイト]
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