ブラジルの書店
はじめまして。
サンパウロ特派員を担当させて頂くことになりました、峰山富士子と申します。
2014年FIFAワールドカップ、2016年夏季オリンピックと、相次いでビッグイベントの開催を控え、国際的に大きく注目されるブラジル。
中でもサンパウロはブラジルのみならず南米における経済、文化の中心地ともいえる大都市です。
サンパウロの日常を通し、みなさんに少しずつ、ブラジルの魅力をお伝えできたらと思っています。
サンパウロの街を散歩して、ちょっと疲れたら、書店を覘いてみてください。
サンパウロの書店はとても居心地が良いのです。
ゆったりとした椅子やソファがあるのはもちろん、カフェが併設されているお店も少なくありません。
本を売ることだけでなく"本好きになるきっかけづくり"をとても大切にしている、そんな気がします。
だから私は行く先々の書店に自分のお気に入りの本があります。
ビニールで包まれた真新しい高価な本も、勇気を出して店員さんに尋ねると、躊躇なくビリビリと開けてくれちゃいます。
なんという贅沢。
私のポルトガル語の先生は、「私のescritorio(事務所)」と言い、赤ワインを飲みながら書店内のカフェで仕事に没頭します。
今回ご紹介する書店は、jardim paulista地区にあるLivraria da Vilaです。
建物の要素がすべて「本棚」でできている、というのがテーマでブラジル人建築家Isay weinfeld氏(1952-)が設計しました。
壁という壁はすべて本棚でできており、「こんなところにまで?」という感覚が店内を歩いていて楽しいです。
この他にもサンパウロ市内にいくつかある書店なので、お近くの方は是非立ち寄ってみてください。
斬新なブラジル人建築家の視点に、しばし酔いしれるかもしれません。
1階にはこの建物のメインとも言える大きな穴が。 2階の奥にはカフェが併設されています。
覗き込むと地下1階のキッズスペース
が見える仕組みになっていました。
デニム生地で作られたソファとクッションが印象的。 地下1階から上を見上げると、この穴にも本棚がありました
小さな読書家には小さな椅子が用意されています。 私のお気に入りの本『A vida secreta das ARVORES』です。
いつか自分のご褒美に買おうと思っています。
お友達のおうちにいるかのような、くつろぎを味わえます。 ママにも安心、おむつ替えもできまーす。
Livraria da Vila
Alameda Lorena, 1731
Jardim Paulista Sao Paulo SP
Cep.01424-002
Tel (11)3062-1063
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