ブラジル生まれのnewスポーツFUTSAC(フットサッキ)

公開日 : 2014年05月30日
最終更新 :

はじめに

週末を利用して、パラナ州の州都クリチバ(Curitiba)に旅行に行ってきました。パラナ州はサンパウロのすぐ南側にある州です。クリチバ旅行の様子は後日纏めたいと思いますが、本日は先に、クリチバの民芸品市場で出会った、ブラジル/クリチバ生まれの新しいスポーツ、FUTSACについてご紹介したいと思います。

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FUTSAC/フットサッキとは

FUTSACは2002年にクリチバで誕生した新しいスポーツです。

ポルトガル語だと、「フットサッキ」または「フッチサッキ」と発音している様ですが、

英語っぽく言うなら「フットサック」でしょうか?

実際にはこんなかんじです。↓↓

サッカーバレーとサッカーとテニスを混ぜた様なスポーツ。(東南アジアのセパタクローにも似ていますね。)手を使わずにボールを相手のコート内に落としたらポイントとなります。生みの親はクリチバ出身のブラジル人、マルコス•ジュリアーノ•オフェンボック(Marcos Juliano Ofenbock)さん。

オーストラリア留学をしていた時にフットバッグ(FOOTBAG)と出会ったマルコスさんが、フットバックのボールを使い、更に競技向きなスポーツを作り出していったそうです。

詳細なルールも設定され、今年3月にはスポーツ省から、正式なスポーツとしての認定も受けました。

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中にはペットボトルをリサイクルして作られたプラスチックの粒が詰められています。

ボールは色々な色があって可愛いく、お土産にもぴったり。→

5m×10mのコートを1.5メートルのネットで区切り、個人戦かダブルスで対戦します。

相手のコートにボールを入れたらポイントが入り、3セット、21ポイント制です。

普及状況

2002年に生み出された同スポーツは、徐々に認知度が増し、競技人口が増加してきています。

現在では競技人口が1000人程、パラナ州、サンタ•カタリーナ州、リオ•グランジ•ド•スルの南部3州で主に競技が行なわれており、同3州にはそれぞれフットサッキ連盟が存在しています。近いうちに、サンパウロやリオデジャネイロにも進出する予定だそうです。

(フットサッキの歴史)

2007年 パラナ州で初めての競技大会

2008年 クリチバ市から公式に、クリチバ生まれの新スポーツとして認定を受ける。ブラジル大会の開始

2009年 パラナフットサッキ連盟発足

2011年 パラナ州公式スポーツとして認定

2013年 ブラジルフットサッキ連盟発足 

2014年 3月29日、ブラジルスポーツ省から公式にパラナ州生まれのスポーツとして認定される

おわりにクリチバの市場で、可愛いボールが沢山売っている屋台だな〜と思って観ていたら、ブラジルで生まれた新しいスポーツだったとは!

しかも、話している時は気づきませんでしたが、後で名刺を貰ってびっくり、屋台でペラペラな英語で丁寧に説明してくれたのが、創設者のマルコスさんご本人でした。

個人でスポーツを考えだして、国に認知されるくらいまで普及させたって凄いですよね!

まだ日本ではなじみの無いスポーツですが、これからの広がりが楽しみです♪

DSC05463.JPGのサムネール画像

クリチバの民芸品市場/Feirinha no Largo da Ordem

場所:R. São Francisco, São Francisco, Curitiba(チラデンチス広場近く)

時間:毎週日曜 9時〜14時

マルコスさんのフットサッキ屋台は、Rua KellersとAl.Julia da Costaの角のモスクの近くにありました。

参考資料

FUTSAU公式HP(英語ページもあり。) → http://www.futsac.com

ブラジルスポーツ省(2014年3月29日の様子)→ 

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