夏の終わりの霧多布湿原と霧多布湿原センター@浜中町
湿原といえば、釧路湿原が有名ですが、
同様にラムサール条約湿地として登録されている霧多布(きりたっぷ)湿原。
釧路と根室の間、浜中町に位置しています。
霧多布湿原の高台にある霧多布湿原センターへ行きました。
湿原に住む鳥の鳴き声が聞けるバードカービングや、アイヌ語から来る地名の展示がおもしろい!
子どもが遊べる道具や、海に隣接する霧多布の手作り展示があって楽しいセンターですね。
センターから見える広大な霧多布湿原。
早速、センターの外に出て、湿原を臨みました。
川の蛇行具合がたまりません!!!
センターから直接続いている湿原を散策できる「やちぼうず木道」を発見。
30分程度で周れる木道です。
湿原の中から見た霧多布湿原センター。
一見、湿原は普通の草原に見えますが、
木道の下には水面が顔を出しています。
これは「やちまなこ」と呼ばれる底なし沼になっていることもあり、
水深が5mを超すこともあるそうです。
霧多布湿原は、スゲやヨシに覆われた「低層湿原」と
いわれていますが、春から秋には色とりどりの花が咲いています。
写真は、アカバナ(上)とエゾトリカブト(下)。
上からオオバセンキュウ・キオン・サワヒヨドリ。
木がほとんどない湿原から、木陰の多い湿原へ入ってみました。
きれいな小川が流れていました。
小川の中の植物までよく見えます。
木陰が多い木の幹には、ちょっと不思議な植物?!
調べてみると、「サルオガセ」という地衣類のようです。
湿原の木陰で目にすると、とても神秘的でした。
湿原に見入り、結局1時間かかって散策終了。
センターの駐車場脇にハマナスの実(ローズヒップ)がなっていました。
北海道の夏の終わりを感じます。
湿原センターで予習をして、やちぼうず木道を散策。
湿原を身近に感じられるコースです。
湿原センターでは、浜中町の特産品なども販売しています。
釧路・根室地方の秋・冬は、晴天が多い季節です。
花の季節は間もなく終わりますが、広大な湿原と蛇行する川の眺めは
一見の価値があります。
※湿原でみつけた花名は「北海道の湿原と植物」「新北海道の花」を
参考にしましたが、特定が難しかったので違っていたらごめんなさい!
【霧多布湿原センター】
北海道厚岸郡浜中町四番沢20
TEL: 0153-65-2779
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 5月~9月無休 / 10月~4月火曜定休 / 冬季(12/27~12/29、1/4~2/10)休館
[mappress map]
釧路からのアクセス
・電車 「JR釧路駅」よりJR根室本線花咲線で「JR茶内駅」下車(約75分)、茶内駅よりタクシーでや約10分
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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