映画の世界広がるフォトジェニック&アートなフレンチ・ランチコース「そらのランチ」

公開日 : 2019年01月12日
最終更新 :

JR札幌駅近くのセンチュリーロイヤルホテルの「スカイレストランロンド」では、

2019年1月25日公開の北海道・せたな町を舞台にした映画「そらのレストラン」の公開を記念し、

上映に先駆け、1/31までの期間限定で"せたなの恵みをわかちあう「そらのランチ」"を実施しています。

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「そらのランチ」(ひとり\3,500・税抜)は、フレンチのランチコース。

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"At the entrance doors on the first floor"

料理が出てくるたびに思わず歓声をあげてしまう「そらのランチ」をご紹介します。

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"Panel Exhibition of the movie "Sora no Restaurant" at the lobby of Century Royal Hotel near the JR Sapporo Station"

センチュリーロイヤルホテル2階ロビーでは、

映画「そらのレストラン」のパネル展を実施中。

映画「そらのレストラン」では、おいしそうな料理が登場する食事シーンや、

北海道せたな町の食材が数多く出てきます。

その映画を実際に見たシェフが、コースのすべての料理にせたな町産の材料を使い、

さらに映画のシーンからイメージを膨らませたフレンチコースです。

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"Sky Restaurant RONDO on the 23rd floor in the hotel"

こちら↑がセンチュリーロイヤルホテル23階のスカイレストランロンド。

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"A view of Sapporo from the restaurant on the 23rd floor"

実は、スカイレストランロンドでの楽しみは、料理に加え、

ゆっくり360度回転するレストランでの展望です。

特に冬のこの時期、目まぐるしく天候が変わっていくようすや

空模様ならぬ雲模様をじっくりと堪能できます。

写真↑は、雪が降っているなか、遠くには日が当たってるところ。

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この日はスパークリングウォーターで乾杯(コースとは別料金)。

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"Amuse Bouche: Cauliflower Mousse and Fruits Vineger Drink from Hokkaido"

「北海道産飲むフルーツ酢とプティアミューズ」

この日のフルーツ酢は、北海道産マルメロのフルーツ酢。

やわらかな酸味が食欲を刺激します。

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食べたくなるかわいらしさのプティアミューズは、カリフラワーのムースに

バジルシード、海藻の成分を使った金箔入りゼリー、とうがらしのピクルスでできています。

なめらかなムースはカリフラワーの濃厚な味わいで、酸味と甘みがおいしいピクルスが味のアクセントに。

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"Seafoods Marine from Setana Town, in the style of Cloud-in-the-sky"

2品目は「せたな町産のお魚と海の幸マリネ Cloud in the sky 見立て」。

映画に出てくる美しいせたな町の景色、青い大空と雲をイメージした絵画のような一皿です。

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気になるふわふわの白い雲はスプーマ。

よく見ると雲に降りかかるきれいな青いパウダー、こちらも手作りだそう!

オーシャンブルーというグレープフルーツ味のドレッシングを一度パン粉を加えて固め、

それを砕いてパウダーにしているそうです。

定番のオリジナルドレッシングは、じゃがいも"シャドークイーン"とともに空にかかる虹に。

見た目だけではなく、海の幸はヒラメ・甘エビ・毛ガニとこちらも豪華。

アートのようなお料理で、いつまでも見ていたくなる気がしましたが、

食べるときはお皿の上で混ぜてからいただくのがおススメ。

海の幸、野菜、ドレッシングがどれを一緒に食べてもおいしく、

混ぜることで、少しずつ異なる味覚を楽しめます。

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"Soy and Rice Potage"

「大豆と米のスープ 濃久里夢(こくりーむ)ほいっぷ添え」

湯気いっぱいのスープです。

このスープ、映画で最も印象深い食事シーンのひとつに登場するスープをアレンジしたそう。

個人的には、映画を見て食べてみたい筆頭お料理だったのですが、

ここでそれが実現し、食べる前から感動。

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"Spinach Bread and Rice Bread"

スープの上にカタチよく乗っていた大豆ホイップ濃久里夢は、

熱々であっという間に溶けてしまいましたが、

大豆とお米のスープは見た目通りのやさしい味で、体が温まるうえ、

北海道産米"ふっくりんこ"の玄米パンと合う!

ちなみにほんのりグリーンの小麦パンは、ほうれん草を練り込んでいます。

玄米パンとは風味が異なり、パンひとつをとっても違いを楽しめます。

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お料理の美しさやおいしさ、せたな町産材料の豊富さなどから、

映画「そらレス」の話題まで、夢中で食べたり話したりしていましたが、

気付くと雪が舞っていた空が一転、日差しが差していました。

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"Today's fish from Setana Town with Melba toast"

空の変わりように話がまた盛り上がっているところで、魚料理がきました。

「せたな町産のお魚のグラッパ香るブイヤベース メルバトースト添え」

劇中、グラッパやアクアパッツアが登場します。

それをフレンチで表現すべく、ブイヤベースにしてグラッパを使ったそうです。

この日のお魚は、せたな町産のシマゾイ。

そしてカリッカリのメルバトーストは、札幌で人気のパン屋さん「コロン」のパンだそう。

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肉厚のシマゾイはもちろん、メルバトーストも濃厚な味のブイヤベースとともに。

ブイヤベースはいつまでも食べていたい旨味が凝縮されています。

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日差しが指したり曇ったりするなか、お料理の見え方も変化して

それがまた話題になり、話がつきません。

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"Pork Ragout with UFO pie and cheese, from Setana Town"

そして肉のメイン料理。

「せたな町産豚肉のラグー オレガノの香り 村上牧場のチーズで仕上げてUFO見立てのパイ添え」

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せたな町産のブランドポーク"若松ポークマン」をラグー(煮込み)にした一品です。

こちらも劇中に登場し、登場人物や映画の印象的なエッセンスになっている"オレガノ"と"UFO"が。

そして映画のモデル、せたな町村上牧場のチーズ"カリンパ"(パルメザンチーズ)を

料理の仕上げに振ってもらえる趣向にも魅了されます。

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煮込んだ若松ポークマンはオレガノが利いたトマトソースと絡み合って、

いくらでも食べられるおいしさ。

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チーズを振りかけていただき、UFOがお皿に乗っているサプライズを堪能したあとは、

パイをザクザクと崩してポークと一体化させていただきます。

チーズとパイのバターの立ち上ってくる風味、ポークのほどよい甘味とトマトソース、

ポークのやわらかさとパイの歯応え。

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レーズンなどが入ったスイートポテトのような付け合わせもまた、

このラグーにぴったりです。

これまで5品、せたな町産の食材はもちろん、映画の世界を味わいつくした感でいっぱいです。

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山の方からどんどん迫って来た雪雲を発見し、ほんの数分で変化してきた空模様を楽しみながら

最後のひと品とオーガニックコーヒーを待ちます。

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"Desert of MOFUMOFU"

そしてデセール(デザート)もよい意味で裏切ってくれました。

ここでも夢いっぱいのアート作品が目の前に。

「海が見えるレストラン」の風景をイメージしています。

「そらのもふもふデセール」

デセールひとつひとつのお菓子がとても凝っていて、それぞれが単品でリピートしたいほどおいしいです。

お日さまをイメージした赤いボールはクーベルチュール。

中がくりぬいてあり、甘酸っぱいフランボワーズソースが入れてあります。

ブルーキュラソーのゼリーと抹茶のクランブルも美味!

大地をイメージした抹茶のクランブルはスポンジから作ったそうで、しっとりしており、

雲のホイップクリームと一緒に食べるとさらに美味です。

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メインの雲、もふもふを割ってみると、クリームチーズと北海道産マスカルポーネクリームが。

ベースのさくさくフォンセ(軽いパイ生地)に乗っています。

この"もふもふ"がペロリと食べられるほどおいしいスイーツなのです。

ひとつひとつ手作りのとても手が込んだスイーツで、それぞれを口に入れるたび目が丸くなりました。

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そして最後、お皿の上には、なんと虹が。

差してきた日の光がスパークリングウォーターのプリズムで「そらのランチ」を演出してくれました。

北海道映画「そらのレストラン」の世界感を感じるせたな町産食材のフレンチ・ランチコース。

映画を見る前でも見たあとでも、とても楽しめるランチコースです。

いつもは少し気構えてしまうかもしれないフレンチコースも、

「そらのランチ」では、おいしさと楽しさのあまり、いつもより会話がはずむことは間違いありません。

また、そらのランチは、「そらのレストラン」の映画観賞券を提示すると5%OFF(1枚4名まで)になります。

ぜひ映画の前売り鑑賞券を持って、コラボランチを食べに行ってください。

【スカイレストラン ロンド】

札幌市中央区北5条西5丁目 センチュリーロイヤルホテル23階

TEL: 011-221-3008

ランチ利用時間: 11:30~16:00

そらのランチ料金: ひとり\3,500(税抜)

アクセス

・JR「札幌駅」西改札口より徒歩約5分(地下直結)

関連サイト

・「そらのランチ」(センチュリーロイヤルホテル)

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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