北海道熟成肉をおいしいワインで~ローザンヌで腕を振るったシェフの料理をカジュアルに堪能「ラ・ブーシュリー・ヴァンヌフ」

公開日 : 2019年05月10日
最終更新 :

肉とワインを楽しみたい方に特におすすめのお店を紹介します。

札幌中心部にある「La Boucherie 29」。

ラ・ブーシュリー・ヴァンヌフ
ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ

"Hokkaido beef restaurant, La Boucherie 29 at the central area of Sapporo"

「ラ・ブーシュリー・ヴァンヌフ」と読みます。

"ヴァンヌフ"は、まるで"ポンヌフ"(パリで有名な橋)にもよく似て、とてもオシャレな響き。

「熟成肉がとてもおいしい!」と聞いていたので、楽しみにやってきました。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ(札幌)
ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:ワイン

お店は落ち着いた雰囲気で、パリの写真などが飾られています。

なんでも、シェフがローザンヌ(スイス)でシェフとして働いていたそうで、

そのせいか、お店の照明具合がなんとなくヨーロッパのレストランを思わせます。

ところが店名はなんとダジャレから。

29(ヴァンヌフ)は、"肉"が由来だそう。

ちなみに"LaBoucherie"もフランス語では肉屋さん。

"肉"へのこだわりを感じます。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:キリン一番搾り

メニューにある店名の由来に楽しくなったところで、

最初の一杯「キリン一番搾り」(\500)。

余談ですが、北海道千歳工場で造ったキリン一番搾りは、日本名水100選の水で仕込んであり、

グラスで飲むと、一層そのおいしさを感じられます。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:アミューズ/パートサブレ

"Today's amuse, Pâte sablée"

この日の"アミューズ"(\500)は「パートサブレ」。

ほろほろと口で崩れるパートサブレは、

フォアグラムースとビーツのジュレの上にアーモンドクランブルが乗っていて、

とても芳ばしく、ビールといただいていましたが、赤ワインが恋しくなる風味です。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:前菜の盛り合わせ/自家製シャルキュトリー6種

"Assorted cold-cuts"

パートサブレの余韻を楽しんでいると、追いかけるようにやってきた

「前菜盛り合わせ:自家製シャルキュトリー6種」(\1,200)。

単品の前菜がとてもおいしそうで決めかねていたところ、

お店の方が盛り合わせを勧めてくれました。

この日の内容は、

・パテドカンパーニュ

・鶏モモガランティーヌと白ワインジュレ

・ラベンダーポークハム

・鶏むね肉燻製

・エゾ鹿ベリーソース

・レバーペーストと金柑マーマレード

以上の6種類!

それぞれ異なる風味と味わい深さで、欲張って正解です。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:無濾過秘蔵ワイン

"White wine from Japan"

ここで飲み物を白ワインに。

こちらのお店では、各国のワインがいろいろ取り揃えられていますが、

ワインリストにはないスポットで入荷するワインもあるそう。

お店の方に相談すると、おすすめを紹介していただけます。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:旬の野菜取り合わせ バジル香るグリーンアイオリソース

"Seasonal vegetables with green garlic sauce with basil"

「旬の野菜取り合わせ バジル香るグリーンアイオリソース」(\1,200)は、

野菜たっぷりで食べごたえがあるホットサラダです。

・黄ニンジン

・アンリーブ

・タケノコ

・タラの芽

・アスパラ

・ミニミニチンゲンサイ

・グリーンアイオリ

・山イモ

・ポロネギ

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:バジル香るアイオリソース

春なので、山菜も入っているところがとても新鮮です。

アイオリソースと山菜の相性もぴったりでした。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:SENDA

今度はこの日のメイン、楽しみにしていた肉料理を前に

赤ワインにチェンジ!

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:道産熟成十勝牛と道産黒毛和牛の食べ比べ

"Dry-aged ramp steak from Tokachi in Hokkaido and Wagyu ramp steak from Furano in Hokkaido"

「道産熟成十勝牛と道産黒毛和牛の食べ比べ」(\3,300)

熟成させた十勝牛と富良野和牛の食べ比べです。

いずれもランイチで、黄人参ピューレ、赤ワインソース、カイエンペッパー

自家製マスタードなどをつけていただきます。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:道産熟成十勝牛

"Dry-aged ramp steak from Tokachi"

「道産熟成十勝牛」

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:北海道産黒毛和牛(富良野)

"Wagyu ramp steak from Furano"

「道産黒毛和牛」

どちらもランイチですが、熟成の違いによって、

味がかなり違ってきます。

食べ比べて初めてわかる違いを実感します。

また、いろいろなソースや塩と味を変えて食べられるので、

何度も異なる味を味わえて、とても贅沢なひと皿。

ここまでシャルキュトリー、野菜料理、ステーキと

バランスよくいただいて、満足感いっぱいでしたが、

ここでやめられませんでした。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:泡のパフェ

"Parfait with froth"

あまりに魅惑的だったのでいただいてしまった「泡パフェ」(\580)。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:泡パフェ

"泡"は、スパークリングワインもしくはノンアルコールのスパークリングワインから選べます。

とにかく、おいしい!

〆にぜひいただきたいところです。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:アールグレイ香るクレームブリュレ

"Creme Brulee of earl grey tea"

「アールグレイ香るクレームブリュレ」(\400)。

アールグレイの香りのせいか、後味もすっきりしたクレームブリュレです。

こちらもおすすめ。

本格的デザートが5種類もあり、食後も楽しみなラインナップです。

最後になりましたが、ステーキになる前の北海道産牛の熟成肉を見せていただきました!

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ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:十勝ホルスタインランイチ
ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:十勝ホルスタインランイチ

"Beef ramp from Tokachi, Hokkaido"

50日以上熟成十勝牛のランイチ。

ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:熟成Lボーン
ラ・ブーシェリー・ヴァンヌフ:熟成ホルスタインLボーン

こちらは90日以上熟成十勝産牛のLボーン。

お店の冷蔵ケースにずらりと並んでいます。

おいしいステーキやシャルキュトリーが食べたくなったら、ぜひ行ってみてください。

熟成肉のおしさは、病みつきになりそうです。

【La Boucherie 29】

札幌市中央区南1条西1-13-5

TEL: 011-206-8529

営業時間: Lunch 12:00~14:30(L.o 14:00)

      Dinner 17:30~23:00(L.o 22:00)

定休日: 日曜

アクセス

・地下鉄「大通駅」より徒歩約4分

・JR「札幌駅」より徒歩約15分

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筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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