一年中、いつでも「さっぽろ雪まつり」を楽しもう!

公開日 : 2021年09月24日
最終更新 :

さっぽろ雪まつり

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"Sapporo Snow Festival 2020"

毎年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」ですが、このほど"さっぽろ雪まつり実行委員会"は、2022年のさっぽろ雪まつりは大雪像を中心とする開催は難しいと判断、発表しました。
2021年のさっぽろ雪まつりは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から「オンライン開催」として、大通会場・すすきの会場・つどーむ会場での雪像製作・従来型イベントの開催を見送りました。
2022年の開催内容詳細については、現在、検討中ですが、大通会場での「国際雪像コンクール」と「つどーむ会場」でのイベントは中止が決定しており、そのほかの詳細については改めて発表される予定です。

いつでも楽しめる「さっぽろ雪まつり」とは?

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"Sapporo Snow Festival Museum at Sapporo Hitsujigaoka Ovservation Hill"

大通公園や札幌つどーむでの雪像が2年連続で見られないのはとても残念ですが、札幌市内には、実は一年中、さっぽろ雪まつりの雰囲気を楽しめる場所があります。
もしかすると、これまで知っていたさっぽろ雪まつりとは異なる側面や、雪まつりをより深く知ることができるスポットといえるかもしれません。
それが「さっぽろ雪まつり資料館」です(写真右の建物がさっぽろ雪まつり資料館、左がクラークチャペル)。

過去から現在まで「さっぽろ雪まつり資料館」

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"Popular sightseeing spot in Sapporo, Sapporo Hitsujigaoka Observation Hill"

「さっぽろ雪まつり資料館」は、札幌の人気観光スポットのひとつ、さっぽろ羊ヶ丘展望台にあります。
クラーク博士像とヒツジの放牧が有名な場所です。

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"Successive posters of Sapporo Snow Festival"

資料館は1階と2階があり、入口を入ると歴代のさっぽろ雪まつりポスターがずらり。
子供の頃から毎年のようにこのポスターを目にしてきた道産子としては、懐かしく印象に残っているポスターや、当時の雰囲気をなんとなく感じられるデザインのポスターなど、思わず足を止めて見てしまいます。

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"Memorial goods Exhibition of Sapporo Snow Festival on the first floor"

さらに奥へ進むと、突き当りの部屋は「雪まつりグッズ」の展示コーナーです。
パンフレットから国際雪像コンクールの入賞メダル、選手団バッジ、毎年制作されるさっぽろ雪まつりオリジナルマスコット缶バッジ、ネクタイピンなど記念グッズ、古いものではオリジナル「テレホンカード」の展示もあります。
意外な記念グッズをみつけたり、知らなかった小物を目にしたり、雪まつりの歴史とともに、それぞれの時代を感じるコーナーでもあります。

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階段を上がり2階へ行くと「ポスター展示室」と「雪像模型展示室」に分かれています。
1階廊下には比較的最近のポスターが展示してありますが、「ポスター展示室」には、当時の写真パネルと1階の展示より前に開催された雪まつりのポスターが展示されています。
こちらは、写真パネルがあり、雪まつりの歴史とその時代背景も垣間見ることができます。

精巧な大雪像のさらに緻密な雪像模型

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"Exhibition of the models for snow statues"

さっぽろ資料館の最大の魅力は、この雪像模型といっても過言ではないかもしれません。
歴代の大雪像の模型が「雪像模型展示室」に集まっており、ち密に作られた雪像模型は、それ単体がアート作品!と思える美しさです(展示室は2021年現在のレイアウトとは異なります)。

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以前、実際の大雪像を製作していた大通公園で、巨大な雪の塊がある一角にこの雪像模型が置かれ、作業をしているところを目にしたことがあります。
模型の精巧な作りにとても驚きましたが、その雪像模型が一堂に会している光景は圧巻のひとことです。
雪と氷の「さっぽろ雪まつり」は、大雪像・中・小雪像どれもその精巧な作りに感嘆の声が上がってしまう感動がありますが、これらの雪像模型もまた、思わずため息がこぼれる作品群です。
まだしばらくは、新型コロナウイルスの影響から、これまで通りのイベント開催が見送られる状況が続く可能性がありますが、「さっぽろ雪まつり資料館」は通年でオープンしているので、冬に限らず、札幌を訪れるチャンスが来た際には、こちらの資料館で"もうひとつのさっぽろ雪まつり"を知ってみてはいかがでしょうか。

(画像:札幌観光協会)

\t【さっぽろ雪まつり資料館】・住所: 札幌市豊平区羊ケ丘1番地 さっぽろ羊ヶ丘展望台・TEL: 011-851-3080(さっぽろ羊ヶ丘展望台管理事務所)・開館時間・定休日: 営業時間・定休日は、新型コロナの影響や季節・天候等により変更になる場合があるため、さっぽろ羊ヶ丘展望台公式ウェブサイト)などを参考にしてください。・入場料: 大人530円/小・中学生300円(さっぽろ羊ヶ丘展望台入場料に含まれます)・アクセス:〈地下鉄・バス〉地下鉄東豊線「福住駅」バスターミナル4番のりばより「羊ヶ丘展望台行き」バス乗車(所要時間約10分)/〈車〉札幌中心部より車で約35分、新千歳空港より車で約50分

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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