12月に見たい北海道のイルミネーション[札幌・小樽・余市・函館・美瑛]
11月も下旬になり、北海道は、いよいよ冬本番です。札幌では雪がちらつき、うっすらと積もったりとけたりする程度ですが、札幌近郊の余市町では、すでに雪かきが必要なほどの積雪がありました。
そんな冬、空気が澄んでいる時期により美しさが映える夜景に加え、この時期にだけ見られる夜の楽しみは「イルミネーション」です。
12月は1年で最も夜が長く、全国各地でイルミネーションイベントが開催される時期ですが、12月の札幌の日没時刻は夕方4時。北海道は日没時刻が早く、きれいなイルミネーションを楽しむ時間が長いスポットともいえるかもしれません。
夜長な北海道、札幌近郊と函館で見られるイルミネーションスポットを紹介します。
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さっぽろホワイトイルミネーション
この時期の札幌観光の楽しみといえば、「さっぽろホワイトイルミネーション」。
メイン会場の大通会場をはじめ、駅前通会場・南一条通会場・札幌市北3条広場[アカプラ]会場・札幌駅南口駅前広場会場と、5会場でイルミネーションを点灯します。
例年、大通会場の点灯期間はクリスマスまでですが、今シーズンは、さっぽろ雪まつり終了まで点灯期間が延長される予定です。
また、各会場の点灯開始時刻は16時30分からですが、アカプラ会場は、日没時刻に合わせて点灯されます。
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サッポロファクトリークリスマス
毎年豪華なクリスマスツリーが見られる「ジャンボクリスマスツリー」。
地下鉄東西線「バスセンター前」から徒歩約3分の場所にある商業施設、サッポロファクトリー内のアトリウムに高さ15mのクリスマスツリーが設置され、約5万個の電球が点灯します。
カラフルなイルミネーションはもちろん、サンタのふるさとノルウェー公認、北海道広尾町の「広尾サンタランド」から毎年贈られる本物のトドマツのクリスマスツリーそのものもみどころです。
本物のツリーならではの枝ぶりにも注目してみてください。
札幌の冬の風物詩にもなっている「ジャンボクリスマスツリー」は、毎日16時から点灯、毎正時ごとに5分間の音楽に合わせたショータイムも行われます。
吹き抜けの開放的なアトリウムで、温かい環境でイルミネーションを見られるという意味でもとても魅力的なスポットです。
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小樽ゆき物語「青の運河」
札幌との隣町、小樽では観光スポット「小樽運河」で2022年1月31日までの期間、イルミネーション「青の運河」が点灯されます。
青いイルミネーションと運河の周りに灯るオレンジ色の街燈のコントラストがとてもきれいです。
運河沿いを歩きながら鑑賞できるほか、約40分間の「小樽運河クルーズ」(小樽運河クルーズは通年で運行)を利用すれば、「青の運河」のなかでナイトクルーズを楽しめます。
また、「JR小樽駅」から運河に向かって真っすぐ進むと、運河前の交差点左手に「小樽市観光物産プラザ」がある「運河プラザ」の建物があります。
運河プラザ内には、2000個のワイングラスを積み上げた「ワイングラスタワー」がライトアップされています。
こちらは開館時間(9時~18時)であれば、いつでも見られるので、小樽運河へ行く際には、こちらにも立ち寄ってみてください。
小樽での宿泊のほか、札幌で滞在中の場合も日帰り観光が可能です。
関連サイト;小樽ゆき物語・余市ゆき物語
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余市ゆき物語「琥珀色の夢」
ウイスキーの町として知られる余市町では、2022年2月14日までの期間(16時~22時、2月は17時~22時)、琥珀色のイルミネーションを点灯します。
「琥珀色の夢」と題したイルミネーションは、JR余市駅の前のイチョウとカエデの木に約9000個のLEDライトが灯ります。
ニッカウヰスキー余市蒸留所や余市町のワイナリーなどを訪れた際は、ぜひJR余市駅前にも立ち寄ってみてください。
関連サイト;小樽ゆき物語・余市ゆき物語
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はこだてクリスマスファンタジー
北海道の冬の風物詩ともいえる「はこだてクリスマスファンタジー」。
赤レンガ倉庫群前会場から、函館港の海上に北海道産の本物のトドマツのクリスマスツリーが見られます。
点灯期間は2021年12月1日から12月25日まで、点灯時間は16時~17時45分、18時~22時。
色とりどりのイルミネーションに加え、毎日18時に花火の打ち上げも(12月25日は18時・20時の2回打ち上げ)。
海上から打ち上がる花火は迫力があり、イルミネーションに彩られたクリスマスツリーとのコラボレーションはとても印象的です。
雪が降る日にも、思わず寒さを忘れる光景です。
また、1日に3回のみ真っ赤に染まる「プレミアムレッドツリー」が点灯されます。
赤いツリーもとてもフォトジェニックです。
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はこだてイルミネーション
函館のイルミネーションイベントは、クリスマスツリーだけではありません。
坂の街函館の夜を一層幻想的に見せてくれる「はこだてイルミネーション」は、冬の函館を楽しむための「はこだて冬フェスティバル」の企画のひとつです。
はこだてイルミネーションでは、函館市内の「二十間坂」「八幡坂」「開港通り」「基坂」を2021年12月1日から2022年2月28日までの期間、イルミネーションで装飾します。
坂の上から港に向かってイルミネーションが続いているシーンは、まさに幻想的。
ただ、坂道(特に車道)がつるつるに凍っていることもあるので、くれぐれも足元に注意しながらイルミネーションを楽しんでください。
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美瑛町・白金青い池のライトアップ
番外編:白い恋人パーク
こちらは札幌にある「白い恋人パーク」。
イルミネーションではないのですが、夜、ライトアップされた建物にシャボン玉が飛んでいる光景は、とてもきれいです。
シャボン玉は、ローズガーデンの「からくり時計塔」で繰り広げられる"パレード"(毎正時開催)で見ることができます。
パレードは時期を問わず行われますが、この時期は暗くなる時刻が早いので、建物のライトアップに照らされた虹色のシャボン玉を見られます。
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寒さが増すこの時期、最も寒さを感じやすい季節でもありますが、雪で浄化されるきれいな空気だからこそ、より美しく見える北海道のイルミネーション。
ぜひ、暖かい装いで、心行くまで楽しんでください。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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