札幌に"氷点下"のシーズン到来!

公開日 : 2021年12月03日
最終更新 :

2021年12月2日の朝活です。

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Snowfall in Sapporo on the 2nd December, 2021

札幌近郊や山間部では、ひと足早く積雪が見られましたが、12月2日、とうとう札幌にも辺りが白一色になるほどの積雪がありました。
朝9時の気温は、マイナス2度。
いよいよ、気温氷点下の季節がやってきました。

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Lavender with snow

刈り取られずに残っていたラベンダーにも雪が積もっています。
雪が降り始めの時期は、気温が高めで水分を多く含んだ「ぼたん雪」が降ることも多いのですが、この日は気温がマイナスで寒かったので、粒が小さい軽めの雪がしんしんと降っています。

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辺り一面、モノトーンの世界が広がる中、ひと際明るく目に映るのは、ナナカマド。
雪が降るまでに、紅葉した葉がすべて落ちてしまいますが、赤い実だけは、まだ木の枝になっています。
北海道では、ナナカマドが市町村の木になっているところも多く、街路樹として並んでいる場所も結構多いので、冬に来道すると、こんな光景に遭遇することも少なくないかもしれません。

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Cororado fir with snow

そしてモミの木は、まるでクリスマスツリーのよう。
大通公園にもコンコロールモミというモミの木があります。
雪が降ったら、町中でも雪が積もったクリスマスツリーが見られます。

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Snowscape in Sapporo
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いつもは邪魔にしがちな札幌の元気すぎるカラス。
雪景色の中で見ると、不思議と少し親近感が沸く光景です。

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Rowanberry with snowcap

こちらがこの時期おすすめのショット。
ナナカマドの実は、冬の間中、枝になっていますが、時間が経つにつれて乾燥してきたり、春が来る頃には鳥に食べられてなくなったりします。
このため、たわわになる真っ赤な実にふわふわの雪帽子がのっている光景を見るなら、この時期が一番きれいです。
イルミネーションに加え、白銀の世界に映える赤い実も、ぜひ歩きながらチェックしてみてください。
実は12月3日の札幌は、再び雨模様になり、雪はほとんどなくなっています。
積もったり融けたりを何度か繰り返し、根雪の季節がやってきますが、ここ数日、雪の予報がないものの札幌の最低気温は氷点下が続くようなので、寒さと滑りやすい足もとに気をつけてお過ごしください。

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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