ホリデーシーズン風景
季節行事の訪れが年々早くなるのはどこでも同じ事なのでしょうが、
ダウンタウンのブランドショップ・モール、パシフィックプレイスへ行ったら、もうすっかりクリスマスになっていました。
こちらは入り口にあるティファニー、しっかりクリスマスツリーが飾ってあります。
ダウンタウンにクリスマス・シーズンの訪れを告げるイベントの花形、メイシーズの星は灯火を待ってひっそりと掲げられているだけでしたが、
横手にまわるとシッカリとクリスマス色に変えられているのでした。
毎年11月の第4木曜日は感謝祭。
メイフラワー号などで来た最初の頃の清教徒達がネイティブアメリカンの人々に助けられ、初めて得られた収穫を祝った晩餐会、そのメニューをずっと受け継いで七面鳥を焼き、様々なサイドディッシュとっともに家族や親戚が集まって楽しくディナーを食べる日です。
以前は感謝祭の日は店はどこもお休み、でもその夜に集まって飾り付けをし、翌朝は一斉にクリスマスの到来を告げてホリデーセールを始めるという運びでした。
でも今や感謝祭当日に開いている店も多いし、ホリデー・セール、今はブラック・フライデーと呼ばれていますが、それをもう木曜日の夜から始める店も珍しくなくなりました。
また今年は10月31日のハロウィーンから感謝祭までが最短だからでしょうか、ハロウィーンの前から既にクリスマス用品の売り場が出来ていたり。
私は感謝祭翌日は毎年仕事でしたからセールに行った事はありませんでしたが、それまで普通だったものが一夜明けると目を奪う華やかさというのは心躍ります。
クリスマスの色合いは好きですが、あまり早く始まると少しガッカリする自分がいたりします。
ところがシアトル発祥の老舗デパート、ノードストロムのウインドウにはこんな張り紙がありました。
昔ながらに感謝祭の日は休みにし、翌金曜日に晴れやかに次のお祝い事であるクリスマスのために扉を開けるということです。
早め早めの手回しが普通になっている忙しい昨今、こうやってじっくり腰を据えていてくれる人達がいるのは、なんだか嬉しいですね。
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