ガムの壁:the 'germiest ' tourist attractions
この記事は食事をしながらご覧になるのは、絶対にお勧めしません(汗)。
前記事「ホリデーシーズン風景」でダウンタウンで始まっているクリスマス風景を紹介しましたが、
目的地はパイクプレイス・マーケットでした。
ダウンタウンから海へ向かってマーケット側に渡ると、いつもは歩道に刻印してあるパイクプレイスのシンボル、豚のレイチェルの足跡をたどり、買った鮭を投げるので有名な魚屋のほうへ入って行くんですが、
そちらへは行かず、二股に分かれた左側へ逸れて坂道を下って行きます。
目的はこちら、人が集まっていますが、何だか分かりますか?
寄って見るとこんな感じ。
実はこれ、Sticky Attraction(ベタつくアトラクション)とも呼ばれる、シアトルの悪名高い「ガムの壁」なんです。
TripAdvisor.comというサイトで2009年に発表された「the 'germiest ' tourist attractions(最もバイ菌だらけの観光スポット)」トップ5の2位に選ばれました。
その時のCNNの記事がまだ見られます→→コチラ
近くで見ると、凄まじいですね。
左手が入り口、右手がボックスオフィスで、こちらコメディ専門のシアターです。
ちゃんと営業していますが、このガムだらけの入り口を入って行くの、勇気がいりそうです。
実は私、この夏までガムの壁の存在を知りませんでした。
友達と集まった時に日本からのお客をどこに連れていくかという話になり、そこにいる全員が知っていたのに私だけ知らなかったんです。
悔しくて(笑)
行きたいと思いながら、今になってしまいました。
わざわざネットで調べたりして。
それで分かったんですが、言い伝えによれば最初のガムはこのシアターのパトロンによって1993年に付けられ、掃除されてもどんどん増えて行き、この形になったのだそうです。
私はシアトルに来たすぐの頃にここを通っているんですが、その時にはまだガムはなかったんですね。
下に降りて行くだけで大して面白くもない路地だったために、その後1度も通らなかったんです。
そしてどうも、ジェニファー・アニストン主演の映画の中でここが紹介されたそうなんですが、もちろん見ていません。
「わすれた恋のはじめかた(原題: Love Happens)」という映画で、日本では公開もされずビデオ直接だったそうですから、その程度の映画だったのかな・・・
とにかく、そんなに有名なガムの壁を知らなかった理由がはっきりわかって、スッキリしました。
さて、よく見るとこの壁、ガムでアートしている人達もいて、なかなか楽しいんです。
こちらは単純ですが、可愛いニコニコマーク。
これはなんと!
こんなところでプロポーズをしている人が!
お相手は嬉しかったんでしょうか、きったねぇ〜〜〜と思ったんでしょうか・・・
そしてこちらは反対側にあるコラージュの壁、かなりいい感じです。
このガムの壁、もうすっかり秋なので平気で行きましたが、夏場に行くと気温が高いしレンガが熱を蓄えますから、古いガムも柔らかくなるんだそうです。
ありとあらゆるガムの香りが混ざり、気分が悪くなる人もいるのだとか。
また、柔らかくなったガムに囲まれると、なんだか髪や肌がべとべとしてくるような、嫌〜な気分がしてくるそうです。
お気をつけ下さい。
Seattle Gum Wall
1428 Post Alley,
Seattle, WA 98101
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